ふくろうの本
図説 聖書考古学 旧約篇

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  • サイズ A5変判/ページ数 115p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761121
  • NDC分類 193.02
  • Cコード C0316

内容説明

考古学最新の発掘成果と聖書学の研究を組み合わせて、アブラハム、モーセ、ダビデからバビロニア捕囚の時代までを復元する。

目次

序章 聖書考古学とは何か(聖書考古学の魅力;聖書考古学の世界)
1章 カナンの都市国家(都市化の始まりとカナン人の起源―前期青銅器時代‐中期青銅器時代1期;族長アブラハムとカナンの都市―中期青銅器時代2期;エジプト支配下のカナン)
2章 イスラエル王国の成立(「出エジプト」とイスラエル民族の起源―鉄器時代1期;ペリシテ人と「海の民」―鉄器時代1期;ダビデ、ソロモンの黄金時代;イスラエル王国時代の社会;ヤハウェ宗教の始まり)
3章 イスラエルとその周辺民族(地中海の交易者、フェニキア人―鉄器時代2期;トランスヨルダンの諸民族―鉄器時代2期;メソポタミアの大国とバビロニア捕囚)

著者等紹介

杉本智俊[スギモトトモトシ]
1958年生まれ。神戸市出身。慶應義塾大学文学部准教授。新生キリスト教会連合町田クリスチャンセンター牧師。慶應義塾大学卒業。トリニティ国際大学神学大学院(米国)、シェフィールド大学大学院(英国)で学ぶ(Ph.D.)。2006‐07年ヘブル大学(イスラエル)客員研究員。また、1978年以来イスラエルの考古学的発掘調査に関わり、エン・ゲヴ、テル・レホブ、ホルヴァト・ショヴァヴ、テル・レヘシュ等の調査に参加してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たま

25
2008年刊。『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』の流れで読む。聖書考古学は聖書の裏付けまたは逆にその否定材料として注目され歪曲される危険性を孕むものだが、この本は南レヴァント地方考古学の成果を踏まえ、聖書記述との関連について諸説を紹介し、図版も記述も分かりやすい。紀元前3千年頃からの歴史の堆積ー都市国家間の戦争と興亡、大国エジプトやアッシリアによる蹂躙。この時代を思うと現代における科学の進歩、平和と人権思想の普及が有難い。科学も思想も、この地に発した宗教と思想にその多くを負っているのである。2021/03/25

たつや

14
旧約聖書の考古学的写真集のような図解本です。写真を眺めていると、イエスや当時の人々はこんなところで生活していたのかな?と、想像しやすくそう言う意味では勉強になりました。2016/05/30

とし

6
聖書やイスラエルについては「常識」がそもそも足りないので、わかりやすそうな本でお勉強。でも難しかった。専門用語や地名、人名に馴染みがないから、なかなかスッと頭に入って来ないんだよなあ。もっと勉強しよう。2016/06/09

スズコ(梵我一如、一なる生命)

5
図説お手軽入門〜!と思ったのですが、専門用語、地名などの馴染みのなさもあり難しかったのです。間違いなく聖書に馴染みのある人には、おおっ!と思う感動の世界だったのでしょう。少しその感動を分けて貰えた気になったので良かったです。2015/05/08

viola

4
以前、日経で『聖書考古学-遺跡が語る史実』の書評を読み、まずは此方から読んでみました……が、あまり面白いと感じられず。聖書考古学なんだから、歴史的イエス研究とかと似ているのかなと思ったのだけれど、結構違うようですね。考古学自体は凄く面白そうな学問なんだけれど。2013/05/29

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