ふくろうの本
図説 百鬼夜行絵巻をよむ (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761039
  • NDC分類 721.2
  • Cコード C0321

内容説明

室町時代に流行した「妖怪たちのお祭り行列」という珍しい絵巻はなぜ生まれ、何を意味するのか。色彩鮮やかな驚嘆の絵巻に潜む「闇の文化史」の謎を、錚々たる著者たちが解読。

目次

絵巻コレクション(1)『百鬼夜行絵巻』(真珠庵本)
絵巻コレクション(2)『百鬼夜行絵巻』(京都市立芸術大学蔵)
前説『百鬼夜行絵巻』はなおも語る
現代語訳『付喪神記』
画人伝(抄)
絵巻コレクション(3)『百鬼夜行絵巻』(東京国立博物館蔵・模本)
絵巻コレクション(4)『百鬼夜行絵巻』(大阪市立美術館蔵)
付喪神
器物の妖怪―付喪神をめぐって
「百鬼夜行図」コレクション―河鍋暁斎『暁斎百鬼画談』より
河鍋暁斎―百鬼夜行図

著者等紹介

田中貴子[タナカタカコ]
1960年、京都生まれ。広島大学大学院博士課程修了。甲南大学文学部教授。中世国文学

花田清輝[ハナダキヨテル]
1909~74年、福岡生まれ。京都大学英文科中退。文芸評論家、小説家、劇作家

澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928~87年、東京生まれ。東京大学仏文科卒。エッセイスト、翻訳家、小説家として多数の作品を発表

小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年、東京生まれ。東京都立大学大学院修了。日本国際文化センター教授。民俗学、文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーぼー

63
「百鬼夜行」の名を初めて知ったのは、おそらく水木しげるの妖怪本だったと記憶する。妖怪たちが街を練り歩くパレードの壮麗な様子に子供心に興奮を覚えたものである。本書はそんな百鬼夜行の成り立ち、各種論考が施された実証的探求という点において、著者たちの深い研究心と情熱が注がれた著であるが、私の興味はもっぱらコレクション的関心である。とりわけ伊藤若沖の「付喪神」における細密な描写は「異形なるもの」への従来の伝統へのリスペクトと破壊を同時にみる、さらなるフェティシズムな艶めかしささえも感じる。2017/06/17

魚京童!

13
ヒトのが怖い。2015/05/10

chocokuma

11
図書館本 百鬼夜行をテーマにした漫画や小説が好きだけれど、あまりよく知らないなと思い読んでみました。百鬼夜行絵巻が何種類もあったなんて初めて知りました。それぞれに個性があって面白いです。2015/01/12

BlueBerry

9
最近、妖怪物を読むことが多かったので読んでみました。基本は大事よね♪2013/05/21

sasa

5
私、百鬼夜行って勝手に地獄のお話だと思っていたけど違ったんですね~。いろんな妖怪の絵が見れて楽しかった。2013/05/16

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