内容説明
英国の北の大地に育まれたスコットランド魂!!モルト・ウィスキー、バグパイプ、タータン、キルト。マクベス、ウォルター・スコット、コナン・ドイル。ネス湖、コーダー城、エディンバラ…。スコットランドの歴史・文化・現在を知る決定版ガイド!!映画・音楽・文学満載。
目次
1章 英国の北の大地(エディンバラ;グラスゴー ほか)
2章 スコットランドを知る(やってみようスコットランド;観るスコットランド ほか)
3章 スコットランド史(人物史;スコットランドの諸教会について ほか)
4章 スコットランドを見尽くす(ハイランド地方;ローランド地方 ほか)
著者等紹介
佐藤猛郎[サトウタケロウ]
1931年、東京都生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)英文科卒業。元つくば国際大学教授、現在、日本スコットランド協会代表理事、日本カレドニア学会幹事。一九世紀英文学専攻、とくにウォルター・スコットを研究
岩田託子[イワタヨリコ]
1958年、堺市生まれ、英国ケント大学大学院M.A.、津田塾大学大学院博士課程単位取得満期退学。中京大学国際英語学部教授。イギリス文化・英語圏文学専攻
富田理恵[トミタリエ]
1962年、岐阜市生まれ、早稲田大学大学院文学研究科専攻文学修士(西洋史学)取得。セント・アンドルーズ大学大学院M.Litt.(スコットランド史)取得。東海女子大学人間関係学部助教授。スコットランド史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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帽子を編みます
63
ふくろうの本、コンパクトなサイズながら内容が盛りだくさん、全方位に目配りされているのがいいです。写真がやや古臭いし、内容も最新のものではありませんが、そこそこにあるちょっとしたカット、ダンディー子爵、ウイスキーキャット、ボックスベッド、グレンコーの景色などが、かつて読んだ小説のモノたちを思い起こさせてくれます。キルトで正装した人々、ハイランドゲームズのバグパイパーの行進、人々の伝統への誇らしさが伝わります。スコットランドが気になる方はぜひ手に取って、自分の好きな分野を確認することをおすすめします。2022/11/22
冴子
21
スコットランドに興味を持ったのは、毎年ご一緒にお仕事してる年輩の方が、留学していた頃の話を聞かせてくださったことがきっかけ。イギリスの中でも広い土地でありながら、人口は僅か1割。ヨーロッパの他の国に比べると国威はありながら、どこかダサイ。イングランドとの戦争は「ブレイブ・ハート」で描かれていた。古い城や伝統のある色んなことが興味をそそられる。イギリス発祥と言われることの多くが、スコットランド発祥というのもすごい。歴史は苦手で読み飛ばしてしまったけれど、もう少し色々知りたくなった。2019/12/01
組織液
17
スコットランドの歴史に触れておこうかと思ったので読んでみました。いやーこれはいつか行ってみたい…日本とスコットランドの関わりを知れたのも良かったです。サー・ウォルター・スコットの作品とマクベスいつか読んでみたいですね。あとはじめは美味しくないだろうけど、スコッチウィスキーも成人したら飲んでみたいです。2020/06/28
koke
13
世界地図を見るとスカンディナヴィアとスコットランドのギザギザに目がいく。地球くらい古い岩盤が荒々しく露出している様を想像して幸せな気分になる。ヒース茂るハイランド。しかしスコットランド国立美術館展で見たベラスケスとの再会も果たしたい。とりあえず、本書で知ったウエスト・ハイランド線はいつか乗る。2023/05/26
viola
5
スコットランドの勉強がしたく読みました。第1章は全然面白くなく、図説なのに堅いし、読みにくいし・・・と思っていましたが、これはなかなか面白い!歴史は勿論、スコットランドにまつわる作家や映画、食べ物まで載っているのがいいなぁ。「スコットランドの」映画ではなく、何らかによって関係している映画で韓国映画まで載っていました。2011/09/25