ふくろうの本
図説 アラビアンナイト

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309760469
  • NDC分類 929.763
  • Cコード C0398

内容説明

本書では、アラビアンナイトからいくつかの物語をピックアップし、この物語集の全体像を確認する。アラビアンナイトには、おなじみのアラジンやアリババ以外にも魅力的な物語がたくさん入っている。

目次

シェヘラザードの物語(枠物語)
商人とロバと雄牛の話(シェヘラザードの父である大臣が聞かせた話)
ドゥバーン賢者の物語(第4夜~第5夜)
石に化した王子の話(第6夜~第9夜)
荷担ぎ屋と三人の娘の物語(第9夜~第10夜)
第一の遊行僧の話(第11夜~第12夜)
第二の遊行僧の話(第12夜~第14夜)
第三の遊行僧の話(第14夜~第16夜)
せむしの物語(第25夜~第34夜)
目覚めて起きる者(バートン版より)〔ほか〕

著者等紹介

西尾哲夫[ニシオテツオ]
1958年生。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。言語学・アラブ研究専攻。国立民族学博物館・助教授。総合研究大学院大学・助教授(併任)。アラブ遊牧民の言語文化の研究やアラビアンナイトをめぐる比較文明学的研究に従事しており、現在はアラビアンナイト翻訳三〇〇周年記念の2004年度国立民族学博物館特別展示「アラビアンナイトの世界」(仮称)の実行委員長でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

344
同じ著者の岩波新書版の『アラビアンナイト』に比べると、さらに入門的な内容になっている。それでも、これまでの研究成果を踏まえて、簡単にではあるが『アラビアンナイト』の概略はわかるようになっている。そして、「シンドバッド」など、代表的ないくつかの物語も再録されているので懐かしく読むことができる。もっとも、周知のように読み物としては単純で個々のお話は短いものなので、もっぱら回想的な楽しみということになりそうだが。その代わり、レオン・カレやアーサー・ラッカムの絵も付されていて、そこに新たな興趣を添える。2022/11/12

shizuca

7
アラビアンナイトの解説というか入門書のような形なので、話とアラビアンナイトの世界観や風土などを一緒に知ることができてお得な一冊。偶然にも以前に読んだ方が執筆されていて嬉しかったです。歴史や文化を研究するのってどうしても知ることのできない過去があるから止められないなぁ。2015/10/12

unknown

5
千夜一夜物語のヴィジュアル・イメージを掻き立てる副読本として凄く良い内容の1冊。欧米の挿絵画家によるイラストがフルカラーで多数掲載されている。個人的には、20世紀初頭のアメリカのヴァージニア・ステレットという女性画家が晩年に描いたという「アラビアン・ナイト」の挿絵が素晴らしくて思わず見入ってしまった。ちなみにこちらは彼女の手による「アラジンと魔法のランプ」のワンシーン。後ろで龍が飛んでいる構図も印象的である → http://is.gd/FZytgy 2013/06/22

あきら

3
ああああ、千夜一夜物語は素晴らしいなあと再確認できる本。イラストも多いし、セレクトされている話が有名どころに面白いところを付くなあという感じで嬉しい。好きな話が多めに載ってたのも嬉しい。きちんと読んだこと無いなあと言う人にも、当時の背景やモノの説明があるので気軽に浸れると思う。2014/07/03

小町

3
大好きなふくろうの本シリーズ。イスラムは絵を禁止するので、残るのは西洋画ばかりだけど、それがなまめかしくてまたよいわぁ。2012/08/20

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