内容説明
絵画・彫刻・工芸でたどる馬と乗馬をめぐる歴史と文化。競馬場の名馬、馬の民俗・信仰、生物学からみた馬。
目次
日本の馬と馬文化
馬と乗馬の歴史
競馬場の名馬たち
絵馬
馬頭観音
生物学からみた馬文化
著者等紹介
末崎真澄[スエザキマスミ]
馬の博物館学芸部長
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感想・レビュー
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圭
9
【再読】歴史を人と共に歩んだ馬を文化史的視点から観た本。豊富な図説で日本の馬、世界各地の馬、操馬技術の発達と利用法の変遷が紹介されています。美しい絵画や螺鈿がほどこされた馬具、迫力あるアッシリアのレリーフやギリシャの石像などの美術品を見ても、自動車が登場するまで、人にとって馬が単なる使役する対象ではなく、本当に身近で特別な存在だった事がわかります。元々生きた馬を奉納していたのが、代わりに神馬図を奉納するようになったという絵馬の話など、様々な馬の話が載っていて、馬好きにはオススメの一冊です。2014/08/10
takao
1
ふむ2021/07/31
未来来
0
人と家畜馬の関わりについて書かれており、生物学的記述は終わりに少しだけ。写真の多さが楽しい反面、漢字のルビ基準がよくわからず不便。《公立図書館》2009/07/05