らんぷの本<br> 長襦袢の魅力―着物の下の遊び心、女心

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らんぷの本
長襦袢の魅力―着物の下の遊び心、女心

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309750392
  • NDC分類 593.13
  • Cコード C0339

出版社内容情報

伝統を継承する長襦袢の奥ゆかしくも華やかな色の重なり。美しいアンティーク長襦袢の実物と、画、文学等を通して魅力を伝える。

内容説明

長襦袢の色と柄の重なりは、つい大正~昭和まで、着物姿の大事な装いの要として残っていました。「着物美」には本来欠かすことができないはずの長襦袢が、いつのまにか下着扱いになり、色を失い、長いあいだみすごされてきたように思われます。長襦袢が「下着」という位置づけで認識されるかぎり、日本女性の複雑な色や柄を自在に操り、楽しむ能力は、発揮する場をまたひとつ失ってしまうようで、実に惜しいことなのです。アンティーク長襦袢と、それが描かれた抒情画、文学等を通して、着物にはない長襦袢の魅力をご覧いただきたいと思います。

目次

第1章 秘密の花園・長襦袢
第2章 長襦袢の文様いろいろ
第3章 長襦袢が見える仕草
第4章 長襦袢を描く画家
第5章 長襦袢と文学
第6章 アンティーク長襦袢を活かそう

著者等紹介

岩田ちえ子[イワタチエコ]
スタイリスト。1980年代からフリーランスのスタイリストとして雑誌、広告、TV等の仕事を手がける。写真家・荒木経惟作品では登場モデルに着物や長襦袢を多く用いたスタイリングを37年間担当している。加えて近年は、ミュージシャンのステージ衣装、ロマン写真館、シニアハイテンションの企画で活動している

中村圭子[ナカムラケイコ]
1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。弥生美術館学芸員

中川春香[ナカガワハルカ]
1988年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。竹久夢二美術館学芸員。今まで担当した展覧会に「竹久夢二とモダン都市東京展」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mii22.

64
着物の下にひそむ、秘めた恋心、激しい恋情、妖艶、蠱惑...と遊び心。現在の長襦袢と違って、アンティーク長襦袢にはいろいろな魅力が溢れている。袖口や振りや裾からチラリとこぼれる長襦袢の艶っぽいこと。四季折々の草花をモチーフにした愛らしい刺繍半襟はまるで花の首飾りのよう。鮮やかなアンティーク長襦袢の写真、竹久夢二などの画家が描く長襦袢の絵。そして破滅型の女性を主人公にした「唐人お吉」「お艶殺し」における女性の運命と切っても切れない因縁があったと思われる文学のなかの長襦袢については興味深い。長襦袢の魅力満載。2019/11/22

ごへいもち

24
着物の袖口や裾から少しだけ見える長襦袢の華やかさ。今は薄い色一色だったりしてモロ下着っぽいけれどかつてはカラフルで、華やかな文様のものだった。ローマやニューヨークを気球で世界旅行という絵柄は楽しい。本書に紹介されている高畠華宵の八百屋お七が綺麗。唐人お吉の話も哀れ2019/09/28

冬佳彰

17
「長襦袢の本を読みました」って言うと、おかしな人のように思われるかもしれないが、そこは受容しよう。本書は、長襦袢の「美」に関する本だ。俺は、長襦袢=下着=寝間着?くらいにしか考えていなかったが、そうか、見せる機能としては、現代の下着よりも先鋭化していたってことか?上に着る着物と同じくらいの長さで、地味な着物の裾や袖がこうなったときに、そこからのぞく長襦袢の鮮やかさ、って言われると理解できるなあ。フェティシズムの王道なのかもしれない。本書では、模様、場面、絵画、文学などなどから長襦袢を描き出す。稀有な本だ。2021/09/30

G-dark

15
「長襦袢=下着」と勘違いしている人も居ますがそれは誤解。長襦袢は、動く度に襟元・袖口・裾からチラリと美しい色と柄が見え隠れする、究極のおしゃれ着です。この本は、大胆さと遊び心が溢れるアンティーク長襦袢、竹久夢二や高畠華宵といった著名な画家たちが描いた長襦袢を着る女性たちの姿に、たっぷり目の保養が出来る本です。菊、桜、蝶、秋桜、牡丹、薔薇、菖蒲…。長襦袢にはここに書ききれないほど様々なモチーフが用いられているので、見ているとワクワクしてきます。その時の自分の気持ちに合わせた長襦袢を着られたら素敵だろうなあ。2020/03/04

hitotak

12
着物の下に着る色々な長襦袢を紹介している。総柄の派手な長襦袢を着ていても振袖や裾からチラリと見えるだけなのだが、それが分かる人には分かる粋なお洒落だったらしい。現代の和装ではこの本で紹介されるような柄物の襦袢はほぼないので、そんな着こなしを見る機会もないのは残念。戦前の画家たちが描いた絵の中にも様々な長襦袢が書き込まれている。『丹下左膳』の挿絵では、左膳は女物の派手な長襦袢を着ており、読まずともその挿絵だけで暮らしぶりや人となりも見えてくるようだ。2020/01/18

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