らんぷの本
村岡花子の世界―赤毛のアンとともに生きて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309750071
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0395

出版社内容情報

NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主人公・村岡花子。花子の生涯をたどる決定版!花子の愛読していた書籍等、新資料満載。

【著者紹介】
1967年生れ。成城大学文芸学部卒業。祖母・村岡花子の著作物等を翻訳家の姉・村岡美枝と共に保存し、「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」(要予約)として公開。著著に『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』。

内容説明

本を読み、愛し、そして少女たちのために名作を贈った村岡花子の生涯をたどる!!アン、エミリー、パレアナ―花子の好きなヒロインたち。生涯の「腹心の友」、柳原白蓮との友情。

目次

第1章 花子の女学生時代(東洋英和女学校に入学―父の夢を託されて;花子を導いた外国人宣教師たち ほか)
第2章 花子の青春時代―友と、愛する人とともに(広がる人の輪―佐佐木信綱門下に入る;片山廣子との出会い ほか)
第3章 少女たちに贈った“ブック・レビュー”(少女のための本の案内人として;少女たちに語りかけた読書案内 ほか)
第4章 花子が愛したヒロインたち(アン・シャーリー―「赤毛のアン」より;「赤毛のアン」誕生秘話 ほか)
第5章 少女たちに語る―よりよき女性になるために(座談会「少女にとって一番大切なもの理想の少女を語る座談会」;エッセイ ほか)

著者等紹介

村岡恵理[ムラオカエリ]
作家。1967年生まれ。成城大学文芸学部卒業。祖母・村岡花子の書斎を「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」とし、翻訳家の姉、村岡美枝と共に蔵書、資料を保存している

内田静枝[ウチダシズエ]
弥生美術館学芸員。1969年生まれ。玉川大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

88
明治時代、女子に教育はいらないとされ、庶民の子は尋常小学校しか行かないような時代に父親の夢を託され、華族の娘に混じって高等教育を受けた花子。授業料免除だが成績が落ちれば即退学という中にあって必死で英語を勉強し、優秀な成績を収めた。そして「赤毛のアン」をはじめ多くの翻訳をした。この本は写真や手紙などの資料が充実していて時代背景を把握しやすい。愛に生き、奥さんのいた村岡氏と結婚。長男に恵まれるが6歳を待たず疫痢で死亡。仲が良かった柳原白蓮と似ている。明治時代にこんなにも情熱的に生きた村岡花子さん、素敵です。2014/12/07

きりこ

71
翻訳以外にも創作作品や随筆・書など評様々な形で文学界に足跡を残されましたが、村岡花子さんと言えばやはり「赤毛のアン」ですね。敵国語の本を持っているだけでも大変な時代に翻訳を続け、命の次に大切なものとして防空壕と行き来して「赤毛のアン」の翻訳原稿は守られたのです。著作リストを見て、子供の頃読んだ若草物語も秘密の花園も花子さんが翻訳されたものに違いないと思いました。誰が翻訳したなどとは考えずに日本語で書かれた作品を当たり前のように無心で読んでいた頃。翻訳名作を読める時代に生まれて幸運だと思いました。続く→2014/10/04

tokotoko

51
昨日は音楽家さんの話を読んだ。今日は翻訳家の村岡花子さんのお話。花子さんの孫娘にあたる村岡恵理さんが監修されてるこの本は、写真がたっぷりです。女学生時代からの花子さんの生涯や、花子さんが好きだったヒロイン・・・そして何と花子さんのブックレビューが載ってました(ふと自分の感想を思い出し・・・ガックリ!)。花子さん、読んでほしい本を一生懸命薦めてます。少女たちに。広くて強ーい志を持って。少女ではない私にまで、その気持ちは伝わってきました。だから、花子さんのお薦め本読んで、これからもがんばっていこって思います。2014/07/13

ゆみねこ

44
ダンナのリクエスト本。朝ドラをちょっと先取り出来たかも?少女時代に読んでいた様々な本をもう一度読みたくなりました。2014/06/04

こりんご

30
朝ドラ『花子とアン』に影響を受け、白蓮関係を1冊読んだので。幼い頃から英語を熱心に学び、さらに自分に欠けているだろう日本文学についても怠らなかったことが翻訳家への道を拓いてくれたんだなぁ。ドラマでも度々登場した英英辞書、写真を見たらそっくりでした。あれを持って空襲の中逃げていたとは驚きです。戦後もあの辞書のおかげでたくさんの作品が翻訳されたんでしょうね。そういえば読みかけたままの「アンシリーズ」、気になってきました。2014/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8015891
  • ご注意事項