内容説明
大人たちが生み出した公害の山…。その中から誕生した、あわれな怪獣たち。そして、彼らを愛したひとりの画家がいた!ウルトラ怪獣たちはなぜ子どもに愛されたのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KANEO
13
ウルトラ怪獣をはじめとした怪獣着ぐるみ造形を担当し、「怪獣の父」と呼ばれた高山良策。ファンの代表ともいえる少女と少年との交流を軸に、彼の画家としての半生が描かれた物語。おそらく小学校の中~高学年を対象にした小説でとても読み易い。画家として大成はしなかったけれど、自分の信念を貫き、怪獣の父として子供たちに夢を与え続けた高山氏の生き様に思わず涙ぐんでしまった。絵画と怪獣、ものは違えど彼が作品に込めたメッセージは同じものだったに違いない。大好きなカネゴンが、ウルトラ怪獣が今まで以上に愛おしくなった。2014/10/17
はる
1
カネゴンの生みの親の話です。少しさみしく感じました。2015/12/18