平家物語

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平家物語

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  • サイズ B6判/ページ数 905p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309728797
  • NDC分類 918
  • Cコード C0393

出版社内容情報

混迷極まる政治。相次ぐ災害。そして戦争へ――文学史上空前のエンターテインメント巨編を、語りの魔術師・古川日出男の完全訳で。

古川 日出男[フルカワ ヒデオ]
1966年福島県生まれ。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞と日本SF大賞、06年『LOVE』で三島賞、15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞と読売文学賞(16年)を受賞。

内容説明

平安末期、貴族社会から武家社会へと向かうきっかけとなった、いわゆる源平合戦と呼ばれる動乱が勃発。武士として初の太政大臣となった平清盛を中心に、平氏一門は栄華を極めるが、悪行を重ね、後白河法皇の謀計を背景に、頼朝や義仲、義経ら源氏によって都を追われる。十七歳の若武者・敦盛の最期、弓の名手・那須与一の活躍、屋島・壇の浦の合戦、そして幼帝・安徳天皇を伴った一門の入水…無常観を基調に描かれた軍記物として、琵琶法師により語り継がれ、後世日本の文学や演劇などに多大な影響を与えた大古典。圧倒的語り口による、類を見ない完全訳。

目次

祇園精舎―耳を用い、目を用い
殿上闇討―忠盛の未曾有の昇殿
鱸―躍り入った神恵
禿髪―三百人の童たち
吾身栄花―一門、頂点へ
祇王―女人往生の一挿話
二代后―無理強いの入内劇
額打論―大悪僧たち登場する
清水寺炎上―そのとき六波羅は
東宮立―次なる天皇〔ほか〕

著者等紹介

古川日出男[フルカワヒデオ]
1966年、福島県生まれ。98年『13』で作家デビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞および日本SF大賞、06年『LOVE』で三島由紀夫賞、15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞および16年、同作で読売文学賞(小説賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

178
この巻は平家物語で古川日出男さんの現代語訳です。古文ではあまり長いと感じたことはないのですが、これは解説を含めて900ページ以上ありましたが、現代語訳でも結構面白く感じました。私は平家物語は古典の漢文調がすきなのでなんども読んでいますが、この現代語訳もすんなり読めて好きになりそうです。古川さんのは「ベルカ」しか読んだことがないのですが、ほかの本も読みたくなりました。2016/12/13

starbro

172
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第ニ十四弾です。ようやく80%まで来ました。本巻は本全集の最長頁巻更新です!タイトルと出だしは知っていても、ほんど読んだことがない平家物語通読、貴重な経験です。作者不明なことも初めて知りました。原文を読んでいないので正確にはわかりませんが、オーソドックスで読み易い現代語訳です。訳者古川日出男のまえがき&あとがきも良かったと思います。いつか琵琶法師の弾き語りで「平家物語」を聴く機会があると良いなぁ!2017/01/04

ケイ

149
読メ献本の当選本。初めて読む平家物語。清盛の栄華できらびやかな印象であった平家一族の戦いざま、死にざまに、武士をみる。一の谷の合戦、木曽の義仲の最期に胸はやる。特に、義仲が一人では死なぬと今井を待ち、今井が後を追うところ。武士とは勝ちざま、死にざまが、語り継がれるのだ。自らは動かず、無様な死に方をした頼朝よ、よう聞けよ。皆と西向かわず、重盛の墓から奪われぬように骨を取り出し高野山に送り、重盛が命を助けた坂東武者三人の一人宇都宮左衛門朝綱を頼って東へいった貞能が朝綱に大事にされたくだりがしかしなんとも一番。2019/07/18

こーた

132
現代語訳なのに、流れるような原文のリズムがある。法師の声音が、琵琶の音色が、聴こえてくるよ。は!合戦がある。政治がある。歴史がある。宗教がある。は!は!平氏と源氏が、男と女が、僧が尼が、絵巻物から飛び出して、詠う。祈る。戦う。撥!驕れるものはひさしからず。武士も貴族も、帝も院も、親も子も、生きて盛えて、死んでいなくなる。死んでしまって、いまはもういない。ただ、あはれ。無常ということだけが、常にある。千を越える人々が織りなす、壮大な、巨大な叙事詩にして鎮魂歌(レクイエム)。読めてよかった。日本人でよかった。2017/10/04

さつき

62
私が平家物語に初めて触れたのはNHKの人形劇。その筋の面白さ、リズミカルでつい朗読したくなる文体にずっと魅せられてきました。古川さんの訳は、わかりやすい上に古文の持つ歯切れの良い勢いのある文章がそのまま現代文になったよう。また、語られる場の雰囲気、聞き手の心情に沿い、語りの内容も変容していくものであることを実感しました。場面に合わせて登場する複数の語り手の存在が色々な視点をもたらし、聞き手の続きを待ち望む気持ちが次の物語を生む。どっぷりとその世界に浸り楽しい読書でした。2017/07/07

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