九龍コミックス<br> はなしっぱなし 〈下〉

九龍コミックス
はなしっぱなし 〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309728414
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0379

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

15
五十嵐さんの作品は、「面白い」とか「理解できる」という目線よりも「何かその感じ・・・判る気がする」という感覚で捉えるものだと思う。このショート・ショート作品集は、不思議なものを日常としている人たちや、日常に異界が忍び込んで来る瞬間、あるいは異界に迷い込んでしまった人たちを描いている。『遠野物語』や『アイヌ神謡集』とかが好きな人は、ああいう世界を現代社会に持ち込んだようなものをイメージするといいかも。夜の空気感を見事に表現した「かたさくらべ」なんか大好き。あと「風になるはなし」の、ぞわっとする肌触りも。2018/10/10

びびとも@にゃんコミュVer2

3
再読。上巻よりややマイルドに感じるし、話が洗練されているように思う。「雪灯篭」「偽の春」「コイとサギのはなし」が好き。2012/09/12

syun

2
友人に読ませてみたところ、何で漫画にするのかわからないと言った。でも、漫画って恋愛ものとか、戦争、戦ものしか知らなかった僕には不思議な体験でしたね。その友人曰く、風はなぜ吹くのか、風吹く生物がいると想像することは、想像の幅が生き物止まりということで、奥が深いとは言えないということ。そう解釈することも可能だなあと思いましたね。結局、人間は自分達が名前をつけたものしか見たことがないんですから。幽霊しかり。いやあ、人それぞれですな。2009/10/02

つばぶぅ

1
大人のための絵本のよう。なぜどうして、ではなく、見て感じて想像して、そんな世界をありのまま。不思議さや不気味さ、温まるものを『はなしっぱなし』。これは何を意味しているのかと考え込むこともなく、ただただ引きずりこまれる。知らないだけで、世界はこうなのかも。2014/01/20

タリコ

1
異界への入り口がそこらじゅうに。「雪灯籠」「コイとサギのはなし」にはぐうっと惹き込まれた。私も選ばれたいと思った。2012/10/21

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