らんぷの本
作家と温泉―お湯から生まれた27の文学

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  • サイズ A5判/ページ数 119p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727783
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

内容説明

お風呂でなごむ文豪たちのまったり図版が満載。ホットなエピソードを通して知る、作家たちの裸の真実。

目次

夏目漱石と道後温泉(愛媛県・熊本県)
志賀直哉と城崎温泉(兵庫県)
檀一雄と温泉事件簿(静岡県・青森県)
吉川英治と温川温泉(青森県)
川端康成と湯ケ島温泉(静岡県)
折口信夫と浅間温泉(長野県)
武田百合子と「浅草観音温泉」(東京都)
宮沢賢治と花巻温泉(岩手県)
山口瞳と『温泉へ行こう』(日本全国 石井昂)
坂口安吾と伊東のヌル湯(静岡県)〔ほか〕

著者等紹介

草〓洋平[クサナギヨウヘイ]
1976年、東京生まれ。株式会社東京ピストルの編集者。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かもめ通信

24
頁をめくるとよくもまあこんな写真が残っているものだ!と思わず唸ってしまうような、作家と温泉にちなんだ写真をふんだんに盛り込みながら紹介される全国各地の温泉。あの名作に繋がるエピソードや作家の意外な一面を知る1冊として、はたまた旅行のガイドブックとして、1冊で2度3度と楽しめるかと実家両親にプレゼントしたところ、「で、どこに連れて行ってくれるんだ?」と言われてちょっと慌てましたw2016/10/17

これでいいのだ@ヘタレ女王

17
お湯から生まれた27の文学。作家の愛した温泉銭湯の写真とエピソード。自分も温泉に浸かっているようなほっこり気分が味わえた2014/01/10

sawa

6
☆☆☆☆ 「温泉に同化するため」にヌル湯を好んだ坂口安吾、太宰へ金を届けるために温泉へ赴いた壇一雄、いたずらによって湯治客をパニックに陥れる宮沢賢治、脳梗塞で倒れた時を想定して編集者と同じ部屋に寝る山口瞳、女性と共に温泉旅館を泊まり歩いた竹久夢二、井伏鱒二と過ごした思い出の温泉地で心中未遂を繰り返した太宰治。温泉を愛した作家達のエピソードが、貴重なヌードと共に楽しめる。温泉ガイドとしても使えるお得な一冊。2011/02/16

misui

5
そういえば昔の作家って温泉ばかり行ってるな、と思いながらぱらぱら。漱石からつげ義春まで広くカバーしてある。2011/04/15

千賀葵

4
図書館で見つけて一気読みしたけど、写真も温泉情報も貴重で、ぜひ入手したい一冊。 いちばんおもしろかったのは冷泉好きの坂口安吾だけど、井伏と太宰の師弟関係も素敵だった。檀一雄が太宰に過酷な目に遭わされたのは先日別の本で読んだばかり。一度行ってみたい城崎温泉の宿も載っていて嬉しい。2017/12/13

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