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らんぷの本
昭和に学ぶエコ生活―日本らしさにヒントを探る

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727653
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0339

内容説明

ヘチマ、湯たんぽ、重曹、洗面器、はたき、打ち水―昭和30年代以前に使われていた「モノ」や暮らしのなかの工夫。昭和の時代に再発見しにいくと…地球環境にやさしい暮らしがこんなに見つかった。

目次

1 昭和の暮らしに発見するエコ三題。(「エコなヘチマ」植物を道具に変換する。;「鋳掛けてまで使う」“使えない”を“使える”に変換する。;「始末する」倹約し、クズをも道具に変換する。)
2 昭和の暮らしの便利、エコの原点を探る。(薬品を道具に変換する。;水をため、流れを抑え、手をかける。;熱、炎を制御する。使いまわす。)
3 日本の風土とつきあうということ。つきあうことで…(日本家屋に刻まれた工夫―土に還る家。;土間と縁の下のチカラ―土でできた家。;日本家屋で暮らす知恵―害虫対策。;日本家屋とともに暮らす―掃除の心得。;洗濯の心得―洗濯機、合成洗剤を使わない。;日本の味―家の秘伝。)

著者等紹介

市橋芳則[イチハシヨシノリ]
1963年愛知県犬山市生まれ。1986年南山大学文学部人類学科卒業。1988年同大学院文学研究科文化人類学専攻博士前期課程修了。1988年師勝町(現北名古屋市)に学芸員として採用。1990年歴史民俗資料館開館。1993年より昭和の生活資料の収集に取り組み現在に至る。現在、北名古屋市歴史民俗資料館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

81
知っているものばかりがあるってことは、私の子供時代はあんまり家電製品なんかに頼らない生活だったと言うことか。ひたすら懐かしくなってしまった。生活の中で楽したいなぁと思うものはやはりどんどん進化を遂げたのかもしれない。鉛筆を合体させてもうひと頑張りしてもらうとか、今の子供たちはビックリだろう。エコ…環境に優しいことは家計にも優しいことだから、今、自分の暮らしを見直すことが日本の将来に繋がるかも…と考えずにはいられない。洋服の流行りが過去に戻るように、暮らし方も変化していいんじゃないかな。2014/09/09

ユカ

49
読友さんが読まれていて、図書館で借りて。朝ドラで見たものがいっぱい! 知らない道具もたくさんあり、とてもおもしろい本でした。わたしが子どもの頃にあったものも載っていてなつかしかったです。障子の張り替えは母と一緒にやったし、ハエ取りのガラス管も使ってたなぁ。ただの長い管なのになぜかハエが出られなくなってたっけ。解説のなかで市橋さんの意見や思い出がちょいちょい書かれてるのも、おもしろいです。洗濯板のところにある「鬼の洗濯板」は完全に関係ない旅の思い出だし(笑)。ヘチマ野郎って言葉も覚えちゃったよ〜2015/02/18

コスヤ

15
次男が、学校の宿題で昔の道具を調べると言うので図書館で借りました。凄く面白くて次男の宿題が終わった後も読み返しました。特に参考になったのが洗濯板の使い方。並々のとこでゴシゴシするのだと思ってゴシゴシしながら生地は痛まないのかしら…と思っていたのですが、「板と手で、つまり揉むようにするのです。むやみにこすってはいけません。板にあたらないところの汚れは落ちません。しかも生質がいたみます」。おひつを温めておく藁で作られた「いずみ」が欲しいです。他にも興味深いものがたくさんで、本を購入したくなっています。2015/02/07

mura_海竜

11
電化が導入される前の昭和時代の生活をエコの視点で書かれている。「始末」とは倹約すること。生活の工夫は今の時代でもできること。「ヘチマ」の用途が様々。たわし・あかすり・化粧水・薬・日よけなど。何しろ土に帰るということが重要。やかんなど「捨てる」「買い換える」前に「直す」選択肢もあった。包丁・はさみは研ぎ、服はかけはぎ、のこぎりは目立て、瀬戸物は焼き接ぎ、まな板は鉋がけ、布団は打ち直し。日本の風土に合わせた家屋に刻まれた工夫も紹介。手水鉢の使い方は初めて知った。昭和を思い出し、ゆったりとした気持ちにもなった。2012/11/23

くまごろー

3
知らないことばかり。古臭いと感じるか、エコと感じるかは人それぞれの感性次第と思うけど、知って損することはないと思った。夏の風景の絵は見ているだけで涼しそう。土のうえで生活したいな。2012/07/09

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