らんぷの本
初山滋―永遠のモダニスト

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309727622
  • NDC分類 726.7
  • Cコード C0371

内容説明

大正から昭和にかけて子どもの本の世界で活躍した画家・初山滋。その流麗な線と美しく繊細な色彩は、人々を魅了し、後人に限りない影響を与えた。天才の画業をたどるはじめての1冊。

目次

第1章 みずえの世界
第2章 ユーモリストの仕事
第3章 線描の妙
第4章 造本の仕事
第5章 教科書
第6章 物語絵
第7章 版画―思いを彫る・願いを摺る
第8章 人間初山滋
第9章 資料室

著者等紹介

竹迫祐子[タケサコユウコ]
1956年、広島県生まれ。安曇野ちひろ美術館副館長。1984年より、いわさきちひろ絵本美術館に勤務。長野県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

22
彼方の友へ、からの少女の友、からの、初山滋。色の使い方、組み合わせがため息出るくらい美しい。かと言って、白黒の線だけの絵もこれまた美しく、版画は版画で、彫りすすみという技法。擦れる作品数も限られるし面倒なのに、自分の満足感を優先させるって凄いなぁー。どの絵もうっとり。2018/01/26

花林糖

11
(図書館本/新装版購入)初山さんなかなかイケメンで驚きました。作風は優しく温かい作風からモダニズム、ピアズレー調まで幅広く本のサイズは小さいけれど画集の様な本。この方に限らず大正昭和前期のイラストはとても魅力的だと思います。新装版の表紙が好みでそちらを購入。2019/12/12

遠い日

11
見るたびに心の奥深いところを柔らかく掴まれるような印象の初山滋さんの絵。さまざまな年代の作品を、心ゆくまで堪能する。色、線、フォルム、わたしの子ども時代の読書にも深く関わる挿絵の数々に、圧倒されつつも確かな満足感を持つ。モダニズム、ここに在り。2015/06/26

ochatomo

10
私家本を含め豊富な絵を紹介し、略年譜・書誌目録も充実 『「赤い鳥」には清水良雄、「金の船」には岡本帰一、「童話」には川上四郎がいて、「おとぎの世界」には初山滋がいた。』 『初山は、武井武雄、村山知義らとともに、斬新な構図と構成による前衛的な作品を描いて、「コドモノクニ」のモダンな側面を象徴する存在となった。』 息子さんの寄稿によると『マイペース。おれはオレ。』だったとのこと 昭和32年から22年間は光村図書の小学校国語教科書の表紙を担当 2007刊2019/02/22

わちゃこ

3
この方の絵が好きです。2018/12/10

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