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らんぷの本
昭和のキモノ

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309727523
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C0339

内容説明

昭和の家族の思い出は、いつもキモノとともにあった。割烹着姿で働くお母さん、丹前でくつろぐお父さん。金魚柄の浴衣、お風呂あがりのちゃんちゃんこ。もんぺ。ねんねこ半纏、黒の絵羽織。昭和のくらしを彩ったキモノの数々を満載。『昭和のくらし博物館』『ちゃぶ台の昭和』に続くシリーズ第3弾。

目次

第1章 昭和のキモノ史(我が家のキモノものがたり;よそゆきと普段着;柄と流行 ほか)
第2章 人とキモノ、時とキモノ(働く人のキモノ;子どものキモノ;婚礼衣裳と喪服 ほか)
第3章 キモノのまわり(大塚末子の改良キモノ;『主婦の友』に見る和装下着の変遷;リサイクル ほか)

著者等紹介

小泉和子[コイズミカズコ]
1933年、東京生まれ。京都女子大学教授、昭和のくらし博物館館長。工学博士。日本家具室内意匠史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

45
祖母たちの時代には身近な存在であった着物。本書には市井の人々の写真が晴れの日、ケの日に纏っていた着物が気取ることなく載っています。表紙の写真が母に見せてもらった祖母が着物に割烹着姿の家族写真に似ていて、読んでいて大変懐かしい気持ちになりました。アンティーク着物でもない、コスプレ感覚でもない普段着としての着物。コラムもたくさんで読み応えがあります。2015/11/15

ふう

25
この1週間、ひたすらこの本と格闘。今まで曖昧なままだったことがスッキリ。婚礼衣裳と喪服がともに白地だった江戸時代から、明治に入るとどちらも黒地になる。政府が定めた礼服制度がきっかけというからびっくり。関西が主流だったキモノ業界で、関東大震災以降復興を目指す東京を主導にアール・デコなどモダンなデザインを取り込んだ銘仙が大流行、西の友禅、お召に対抗する。大塚末子が花森安治によって見出され、イサム・ノグチからモンペスーツを褒められ、更には「たくみ」で日本の伝統的な生地と出会い、活躍するようになる。2022/09/28

バニラ風味

25
昔は、当たり前に着ていた着物。今、着ていると「お出かけ?習い事?」と聞かれてしまう。現代では特別な服として扱われる着物の変遷と、その衰退までの歴史が書かれています。セピア色の「ある家族のアルバム」は、撮影した時、撮った方も撮られた方も、その写真が本に掲載されるとは思わなかったでしょう。当たり前だったものが、いつのまにか「昔」になり、「特別なもの」になっていくんですね。昔流行った着物の柄や、当時の雑誌に掲載された着物女性のイラスト写真が、とてもキレイでノスタルジック。着物好きの方に読んでもらいたい一冊。 2016/03/15

花林糖

16
(図書館本)1933年生まれの著者の家族・親族の事を絡めながら、キモノについて語られている。掲載されている写真がごく普通の家族写真で懐かしさ感◎。明治44年生まれの祖母は子供の頃はいつも着物を着ていたけれど、ふと気づいたら着なくなっていたのを思い出した。仕立ては出来るけれど、着付けの才能がなく帯結びが出来ない自分が残念すぎる。『主婦と生活』『婦女界』に掲載されていたイラストがとても美しい。2016/07/14

あややん

6
図書館で新刊コーナーにあったので読んでみました(*´▽`*) 写真を見ただけですが笑やっぱり着物はステキ( *´艸`)自分でお太鼓作れるようになりたいなぁ。。。2015/02/07

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