内容説明
マルコ・ポーロが驚嘆した史上空前の巨大都市・北京。一千年の王都に壮麗な宮廷文化、中国動乱の歴史舞台を探訪する。4000年の中国文化が凝縮する「王」の都の誕生から現在までを写真・図版で綴る決定版!都市ガイド。
目次
世界の中心―紫禁城
天子の楽園―北京誕生
胡同の暮らし、街のざわめき
侵入する西洋―北京の近代
紅色首都―毛沢東の北京
感想・レビュー
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まーくん
72
”図説”であるが本文の内容が非常に充実かつユニーク。建築家の視点から、主に清朝、民国そして建国後の北京に満ちる中華の理念を解剖する。出版は少々古く99年。その後の20年で北京の佇まいは大きく変わってしまったが、私が知る更に20年前(80年代初頭)とは写真を見る限りあまり変わっていない。紫禁城(故宮)は古来の理想「三朝五門」で形成。だだっ広く寂寥感さえ漂うが、ここに着飾った貴人や威を正した文武百官が居並べば壮観であったに違いない。清朝滅亡後、末代皇帝溥儀は清朝優待条件により故宮の後(北)半部に暫らく住んだ。2020/03/13
takao
1
ふむ2021/08/12