内容説明
20世紀初頭、租界を中心に稀有の繁栄を誇ったコスモポリタン・シティ、上海。1930年代そのままに今もバンドに林立する摩天楼、アール・デコ…。1843年の上海開港からネオ上海誕生まで。
目次
プロローグ 都市上海の魅力
第1章 外国人が紡いだ夢
第2章 モデル・セトルメント
第3章 都市の中国
第4章 セピア色のコスモポリタン・シティ
第5章 摩登都市上海
エピローグ 二一世紀への飛翔
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハチアカデミー
6
現在の写真が多いものも、上海の「モダン」の諸相をヴィジュアルに知ることのできた一冊。一口にモダンといっても、建築様式も時代によって様々。それらが混沌としているところが、上海の上海たるゆえんなのだろう。イメージを広げられました。2014/11/17
takao
1
ふむ2021/06/06
YnariY
0
以下、自分用メモ *県城 中国の行政単位の最末端にあるのが「県」清以前は城壁をめぐらし ていたことから「県城」とよび、そのうちに広がる都市をさす。 *Bund 香港、マカオではプライヤとよぶ *クリーク 排水や灌漑・水上交通のために掘られた小運河 *インド法典 1573年フェリペ二世によって制定 植民地都市の都市プランの規定がもりこまれている2009/11/05
momen
0
幕末前後~近現代までの上海の歴史を写真と解説でたどる一冊。古い本だがどのような発展の仕方をしてきたかの解説がわかりやすい。海外の植民地のようになりながらも、貿易や海外の影響を受け、様々な産業や文化を取り入れて発展してきた。建築やファッションも海外文化の後を追うように発展。建築は世界各国の建築家が活躍して時代ごとに立派な建築がいろいろ建ち、当時のカレンダーや雑誌は本当におしゃれ。写真を眺めるだけでもレトロ気分を味わえて面白い。2023/09/30