内容説明
“建築は雄弁に時代を物語る”―「満洲」を舞台に、帝政ロシア・日本・中国がくりひろげた侵略・支配と抵抗の歴史を、四つの都市の変遷に見つめなおす。写真・図版２５０点満載。
目次
序章 帝政ロシアの極東政策
１ ハルビン―軍艦とアール・ヌーヴォー
２ 大連―満洲の玄関
３ 瀋陽―フリー・クラシックと中華バロック
４ 長春―日露の接点から首都へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
una viola
0
丁度旅行に行くので、知識として入れておこうと読みました。街づくり、そして建築についての記載が多くて、建物が好きな方にはとても面白いと思います。東洋のパリと言われるハルピンに残る多くの「アールデコ調建築」は、ぜひ見て来ようと思いました。また、ダーリニーと呼ばれていたころから、大連となる過程での街づくり港の様子は、当時の情勢を考えても、非常に興味深い所でした。2012/08/17
