図説 京都ルネサンス

図説 京都ルネサンス

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  • サイズ A5判/ページ数 122p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309724911
  • NDC分類 216.2
  • Cコード C0021

内容説明

京都は本当に平安の都であったか。たび重なる災害と政争の坩堝・京都。応仁の大乱で焦土と化した京都。その京を不死鳥の如く甦らせたのは誰か。都に鮮麗な文化を創出させたのは誰か。異色の「中世都市・京都」の歴史。平安末から織豊時代まで。

目次

1 中世都市の誕生…方丈記にみる都市のイメージ
2 鎌倉から京へ…京都社会の展開
3 古都炎上…応仁の大乱
4 金閣から銀閣へ…京都の寺々と庭園
5 甦る京都…洛中洛外図の世界
6 桃山絵画の光と影 画壇の下剋上について
7 京都の民俗と芸能 庶民文化の開花

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

4
ルネサンスという言葉を復興ととらえるなら、京都のそれは応仁の乱以降の復旧政策にともなう時期をさすのだろう。花の御所や土御門内裏の再建費用まで庶民に税金として徴収した結果、しばらくは民衆を苦しめる。応仁の乱によって中断していた祇園会を復活させたことが庶民文化を台頭させる大きな原動力となった。復興後間もない祇園祭では、外国渡りの絨毯が山鉾に張り巡らされ、今もその名残を残す。風流踊りが一世を風靡するのも、戦乱後のこと。猿回しや傀儡師祝福芸能として定着するのもこの頃で、上杉本洛中洛外図屏風にも描かれている。2020/11/19

takao

0
旧巨椋池は瀬戸内海に接続していた。応仁の乱。2017/02/13

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