世界探検全集<br> 黄河源流からロプ湖へ

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世界探検全集
黄河源流からロプ湖へ

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309711898
  • NDC分類 292.96
  • Cコード C0398

出版社内容情報

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未知なるものへの渇望が、世界をアップデートする。
歴史を切り拓いた先人たちの、偉大なる軌跡――

監修:井上靖・梅棹忠夫・前嶋信次・森本哲郎


【全巻予約特典】
全巻ご予約の方には現代の探検家が描く別巻『いま、探検を問う(仮)』(非売品)を進呈いたします。

※お申込み締切:2023年3月31日 (完結時に購入書店経由でご送付予定)


■全巻予約特典別巻『いま、探検を問う(仮)』内容
・現代日本を代表する探検家たちによる鼎談
・書き下ろしエッセイ
など(内容は変更する可能性がございます)


■稀代の知性が編んだ傑作全集を完全復刊
井上靖・梅棹忠夫・森本哲郎・前嶋信次ら稀代の知性が監修した全集を、内容的な変更なく全巻まるごと復刊します(初版1976年)。

■人類史上に残る不朽の探検を厳選
近世の夜明けから、語り継がれる重要な探検を厳選。現在、入手困難な作品も多数収録しています。

■一級のノンフィクション、価値ある文学作品
全編、世界各国の探検家が記録した究極のノンフィクション。
平易で闊達な文章で訳された作品は、時代を越える文学としても価値の高いものです。

■魅力ある“ナビゲーション”を全巻に増補
復刊にあたり、各巻に巻頭解説=ナビゲーションを書き下ろしで増補します。
どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちによって、全集に現代的な意義が与えられます。
ナビゲーター例:関野吉晴(探検家・人類学者)、高野秀行(ノンフィクション作家)、荻田泰永北極冒険家)、 木村由莉(古生物学者)、中村安希(ノンフィクション作家)、角幡唯介(探検家・作家)など

■装幀・組版を一新し、読みやすさを追求
クラフト紙に描き下ろしのイラストを配した、現代性と普遍性を兼ね備えたカバーデザインです。
本文組版は文字の大きさや書体に工夫をこらし、読みやすさを追求しました。

■写真・イラストの巻頭口絵を刷新
巻頭の口絵で、作品世界を補完する写真やイラストなどを 新たに掲載し、探検の魅力を立体的に伝えます。


■現代の第一人者たちによるナビゲーション(=巻頭解説)を全巻に増補!
本全集を、どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちに縦横無尽に語っていただきます。

(巻数順)

高野秀行 (ノンフィクション作家)『三大陸周遊記』
角幡唯介(探検家・作家) 『カムチャツカからアメリカへの旅』、『石器時代への旅』
中村安希(ノンフィクション作家) 『ニジェール探検行』
関野吉晴(探検家・人類学者) 『アマゾン探検記』
荻田泰永(北極冒険家) 『世界最悪の旅』
木村由莉(古生物学者) 『恐竜探検記』

ほか、名士続々! ご期待ください!


■『世界探検全集』復刊に寄せて

探検家・作家 角幡唯介

 大海原のはるか彼方にうかぶ孤島を目にしたとき、あそこに行ってみたいと思ったことはないだろうか。あるいは天を衝く山頂を前に胸を躍らせたことはないだろうか。
 ここではない、その先にある向こう側――。その存在を知ったとき、私たちの胸の内側には、こうした、いわく言いがたい探求心や好奇心がわきあがる。まだ科学的に解明されていない人体の奥底の闇の部分から、未知への不可思議な衝動はたちのぼる。すべての探検家や冒険家はこの衝動を抑えることができず、それにのみこまれ、一線を越えて行動に踏みだしてきた者たちだ。
 旅と探検は人間の生の根源であり、人類はアフリカで誕生して以来、知られざる土地に広がり、そこで新た な生活をつくりあげてきた。向こう側にある世界を見てみたいという衝動それ自体は、時代を超越しており、人類に普遍の行動原理なのである。今回復刊された世 界探検全集は人類史に記述される古典的探検記を集め たものだ。それだけに境界の先に向かわずにいられない 人間の行動のエッセンスが凝縮されており、時代によって色褪せない文学となっている。
 新しい未来は非日常との触れあいからしか生まれない。だから、ここには未来永劫、語り継ぐべき物語がある。旅をして、これまで知られていなかった異世界がまだ眠っていることに驚くこと。そして自分とは異なる人たちと肌身で触れあうこと。それこそが世界をよりよく知るための唯一の方法であり、知の永遠の原理である。


角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)

早稲田大学政治経済学部卒、同大学探検部OB。元朝日新聞記者。 著書に『空白の五マイル』(開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィ クション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『極夜行」(Yahoo! ニュース 本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞)など多数。



■第9巻『黄河源流からロプ湖へ』

ゴビ砂漠を縦断し、ロプ湖からタクラマカン砂漠を経て天山山脈までを踏査、その計画性と科学性によって学術探検の基礎を築いた不朽の探検記。

探検時期……1888年
エリア……北アジア (中国&モンゴル)



その先にある向こう側へ――
混迷と試練の時代に生きる我々に勇気を与え好奇心を呼び覚ます圧巻の16冊

◆第1回配本 2022年9月刊
東方見聞録
世界最悪の旅

◆第2回配本 2022年10月刊
石器時代への旅

◆第3回配本 2022年11月刊
アマゾン探検記

◆第4回配本 2022年12月刊
黄河源流からロプ湖へ

◆第5回配本 2023年1月刊
ニジェール探検行

◆第6回配本 2023年2月刊
ゴビ砂漠探検記

◆第7回配本 2023年3月刊
恐竜探検記

◆第8回配本 2023年5月刊
三大陸周遊記
エベレスト登頂

◆第9回配本 2023年6月刊
アジア放浪記

◆第10回配本 2023年7月刊
アフリカ探検記

◆第11回配本 2023年8月刊
カムチャツカからアメリカへの旅

◆第12回配本 2023年9月刊
天山紀行

◆第13回配本 2023年10月刊
コン・ティキ号探検記

◆第14回配本 2023年11月刊
中央アジア自動車横断

内容説明

一八八八年、ロシアの探検家・プルジェワルスキーは、自身四度目の中央アジア探検へ赴いた。ゴビ砂漠を経てチベット高原の黄河源流へ。そしてタクラマカン砂漠へと北上した一行はロプ・ノール住民に出会う。その計画性と科学性によって学術探検の基礎を築き、中央アジア探検史に偉大な足跡を残した不朽の探検記。シルクロードに暮らす人々の営みが鮮やかに蘇る。

目次

大ゴビを横断して
甘粛、青海、ツァイダムを通って
黄河源流の探検
ツァイダムの南部および西部を行く
ガスからの冬期小探検
ロプ・ノールとタリム川下流
ロプ・ノールの春
ロプ・ノールからケリヤへ
ケリヤ山地への小旅行
コータン、アクスゥをへて天山を越える

著者等紹介

プルジェワルスキー,ニコライ[プルジェワルスキー,ニコライ] [Przhevalsky,Nikolay]
1839‐1888。ロシアの探検家。1870年から1888年にかけて5回にわたり蒙古から中国奥地を踏査、地理学上・動植物学上における数々の貴重な発見をした。それらの功績に対しロシア地理学協会、パリ地理学協会、ベルリン地理学協会等よりメダルを贈られる。彼の5冊の探検報告書が当時の青年に与えた衝撃は大きく、ヘディンをはじめとする中央アジア探検家輩出の強力な導火線となった

加藤九祚[カトウキュウゾウ]
1922‐2016。朝鮮生まれ。上智大学文学部卒、1945年から1950年にかけてシベリアで抑留生活を体験した。平凡社勤務・上智短期大学助教授を経て、1975年4月より国立民族学博物館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

32
今のロシア中国蜜月時代のずっと前、そしてまだ日清戦争で中国が搾取される前、ロシアとシナ(訳文ママ)は表立ってはいないものの、敵対関係にあった。そのため、ゴビ砂漠を縦断し、ロプ湖からタクラマカン砂漠を経て天山山脈までを踏査したニコライ・プルジェワルスキーの探検隊は、幾度となく妨害に遭う。この探検にニコライは、ブランデー、茶およびターキッシュ・ディライトを用意していた。ターキッシュ・ディライトといえば、ナルニア国物語でエドマンドが白い魔女に誘惑されるアイテムだ。2023/04/16

huchang

4
古のNHK特集の「シルクロード」再放送をビデオに撮ったしVHS再生ができなくなってからはDVDも買った。当然ヘディンの著書は繰り返し読んだ。当地には行ってないけど。というわけでコレも当然読む。当時の調査旅行は、筆舌に尽くしがたい困難があったことだろうが、この本、著者、その辺ほぼスルーなのがかえって面白い。そういうひとが、当地の役人の横暴と意地悪をスルーせず書いてるんだから、仕事の上で話の通じない同僚ほどやっかいなモンはないと思ってる現代の私と少しだけ話が合いそうな気がしたんだ。2023/09/25

オイコラ

3
淡々として旅程の記録が中心。ラクダや馬の不調、悪天候、現地役人の妨害など様々な困難があったことも、オアシスでの人々との交流を楽しんだことも読み取れるが、あくまで一歩引いたような記録に徹している感じ。もうちょっとハラハラするような探検記を期待していたので物足りない気もした。各地で「シナ人の役人」に妨害されたことに腹を立てているが、少人数とはいえ他国の軍人があちこち歩き回って測量なんかしてたらそりゃ警戒するよね。2024/03/14

tokumei17794691

1
・趣味で、青海湖、チベット、モンゴル族をモチーフにした小説を書いているので、その資料。科学的調査とのことで、各地の気温、塩湖、オアシスでの農業・畜産、住人の衣食住、簡単なものではあるが清朝が黄河源流・青海湖で行った祭祀が記述されているのが良い。・本文を読むと、結構写真を撮っているように感じる。だが本書収録の写真は数も少なく、本探検を視覚的に知るには不十分。・表紙裏の地図は、地名の表記が本文中と異なる(コータン=ホータン)場合や、地図に載っていない地名もあり不便。また、地図には探検の日付も付してほしかった。2024/02/12

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