世界探検全集<br> カムチャツカからアメリカへの旅

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世界探検全集
カムチャツカからアメリカへの旅

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309711843
  • NDC分類 292.92
  • Cコード C0398

出版社内容情報

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未知なるものへの渇望が、世界をアップデートする。
歴史を切り拓いた先人たちの、偉大なる軌跡――

監修:井上靖・梅棹忠夫・前嶋信次・森本哲郎


【全巻予約特典】
全巻ご予約の方には現代の探検家が描く別巻『いま、探検を問う(仮)』(非売品)を進呈いたします。

※お申込み締切:2023年3月31日 (完結時に購入書店経由でご送付予定)


■全巻予約特典別巻『いま、探検を問う(仮)』内容
・現代日本を代表する探検家たちによる鼎談
・書き下ろしエッセイ
など(内容は変更する可能性がございます)


■稀代の知性が編んだ傑作全集を完全復刊
井上靖・梅棹忠夫・森本哲郎・前嶋信次ら稀代の知性が監修した全集を、内容的な変更なく全巻まるごと復刊します(初版1976年)。

■人類史上に残る不朽の探検を厳選
近世の夜明けから、語り継がれる重要な探検を厳選。現在、入手困難な作品も多数収録しています。

■一級のノンフィクション、価値ある文学作品
全編、世界各国の探検家が記録した究極のノンフィクション。
平易で闊達な文章で訳された作品は、時代を越える文学としても価値の高いものです。

■魅力ある“ナビゲーション”を全巻に増補
復刊にあたり、各巻に巻頭解説=ナビゲーションを書き下ろしで増補します。
どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちによって、全集に現代的な意義が与えられます。
ナビゲーター例:関野吉晴(探検家・人類学者)、高野秀行(ノンフィクション作家)、荻田泰永北極冒険家)、 木村由莉(古生物学者)、中村安希(ノンフィクション作家)、角幡唯介(探検家・作家)など

■装幀・組版を一新し、読みやすさを追求
クラフト紙に描き下ろしのイラストを配した、現代性と普遍性を兼ね備えたカバーデザインです。
本文組版は文字の大きさや書体に工夫をこらし、読みやすさを追求しました。

■写真・イラストの巻頭口絵を刷新
巻頭の口絵で、作品世界を補完する写真やイラストなどを 新たに掲載し、探検の魅力を立体的に伝えます。


■現代の第一人者たちによるナビゲーション(=巻頭解説)を全巻に増補!
本全集を、どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちに縦横無尽に語っていただきます。

(巻数順)

高野秀行 (ノンフィクション作家)『三大陸周遊記』
角幡唯介(探検家・作家) 『カムチャツカからアメリカへの旅』、『石器時代への旅』
中村安希(ノンフィクション作家) 『ニジェール探検行』
関野吉晴(探検家・人類学者) 『アマゾン探検記』
荻田泰永(北極冒険家) 『世界最悪の旅』
木村由莉(古生物学者) 『恐竜探検記』

ほか、名士続々! ご期待ください!


■『世界探検全集』復刊に寄せて

探検家・作家 角幡唯介

 大海原のはるか彼方にうかぶ孤島を目にしたとき、あそこに行ってみたいと思ったことはないだろうか。あるいは天を衝く山頂を前に胸を躍らせたことはないだろうか。
 ここではない、その先にある向こう側――。その存在を知ったとき、私たちの胸の内側には、こうした、いわく言いがたい探求心や好奇心がわきあがる。まだ科学的に解明されていない人体の奥底の闇の部分から、未知への不可思議な衝動はたちのぼる。すべての探検家や冒険家はこの衝動を抑えることができず、それにのみこまれ、一線を越えて行動に踏みだしてきた者たちだ。
 旅と探検は人間の生の根源であり、人類はアフリカで誕生して以来、知られざる土地に広がり、そこで新た な生活をつくりあげてきた。向こう側にある世界を見てみたいという衝動それ自体は、時代を超越しており、人類に普遍の行動原理なのである。今回復刊された世 界探検全集は人類史に記述される古典的探検記を集め たものだ。それだけに境界の先に向かわずにいられない 人間の行動のエッセンスが凝縮されており、時代によって色褪せない文学となっている。
 新しい未来は非日常との触れあいからしか生まれない。だから、ここには未来永劫、語り継ぐべき物語がある。旅をして、これまで知られていなかった異世界がまだ眠っていることに驚くこと。そして自分とは異なる人たちと肌身で触れあうこと。それこそが世界をよりよく知るための唯一の方法であり、知の永遠の原理である。


角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)

早稲田大学政治経済学部卒、同大学探検部OB。元朝日新聞記者。 著書に『空白の五マイル』(開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィ クション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『極夜行」(Yahoo! ニュース 本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞)など多数。



■第4巻『カムチャツカからアメリカへの旅』

オホーツクから北米カヤク島への初の学術探検航海に成功した、第二次ベーリング探検隊員が綴った貴重な記録。「カムチヤダールの住民」を併録。

探検時期……1755年
エリア……シベリア&ベーリング海



その先にある向こう側へ――
混迷と試練の時代に生きる我々に勇気を与え好奇心を呼び覚ます圧巻の16冊

◆第1回配本 2022年9月刊
東方見聞録
世界最悪の旅

◆第2回配本 2022年10月刊
石器時代への旅

◆第3回配本 2022年11月刊
アマゾン探検記

◆第4回配本 2022年12月刊
黄河源流からロプ湖へ

◆第5回配本 2023年1月刊
ニジェール探検行

◆第6回配本 2023年2月刊
ゴビ砂漠探検記

◆第7回配本 2023年3月刊
恐竜探検記

◆第8回配本 2023年5月刊
三大陸周遊記
エベレスト登頂

◆第9回配本 2023年6月刊
アジア放浪記

◆第10回配本 2023年7月刊
アフリカ探検記

◆第11回配本 2023年8月刊
カムチャツカからアメリカへの旅

◆第12回配本 2023年9月刊
天山紀行

◆第13回配本 2023年10月刊
コン・ティキ号探検記

◆第14回配本 2023年11月刊
中央アジア自動車横断

内容説明

オホーツクから北アメリカのカヤク島へ、一九世紀以前の世界において比類なき規模で組織された第二次ベーリング探検隊に参加した医学者シュテラー。未知なる地形や動植物の生態を緻密に読み込んだ先に、躍動感豊かな世界が浮かび上がる。探検の醍醐味が凝縮した極地行の名著に、クラシェニンニコフ「カムチャツカの住民」を併録。

目次

カムチャツカからアメリカへの旅(G・W・シュテラー)(一七四一年五月二九日から八月末日まで;九月一日から一一月三日まで;一一月四日から一七四二年一月三一日まで;二月一日から八月二七日まで)
カムチャツカの住民(С・П・クラシェニンニコフ)(カムチャツカの住民の概観;一つの臆測によるカムチャダールとカムチャツカ諸種族の起源について;カムチャツカ諸種族の以前の状態について;カムチャツカの集落について;カムチャダールの家財道具などについて;男子の仕事と女性の仕事;カムチャダールの衣服について;カムチャダールの飲食物;犬橇につて;カムチャッカの信仰における神、大地の創造および教理について;カムチャッカのシャマン;カムチャダールの宴会と娯楽;カムチャダールの私生活における友人関係と客のもてなし;媒灼と婚礼について;出産と育児について;死者の埋葬について)

著者等紹介

シュテラー,ゲオルク・ヴィルヘルム[シュテラー,ゲオルクヴィルヘルム] [Steller,Georg Wilhelm]
1709‐1746。ドイツ生まれの外科医。植物学への造詣が深く、1737年、ロシア科学アカデミーの推薦で、ベーリングの第二次カムチャツカ探検隊に博物学担当として参加、カヤク島、ベーリング島などの科学的観察に手腕を発揮した。また、カムチャツカの調査、680種にも及ぶロシアの植物の分類・整理に専念するなど、ロシアの学術向上に大きく貢献した

加藤九祚[カトウキュウゾウ]
1922‐2016。朝鮮生まれ。上智大学文学部卒。1945年から1950年にかけてシベリアで抑留生活を体験した。平凡社勤務・上智短期大学助教授を経て、1975年4月より国立民族学博物館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

40
第1次カムチャツカ探検では、アメリカ大陸を確認することができなかったので、再度ベーリングが指揮する探検隊が派遣された。そのメンバーの一人が著者である。彼はとにかく頭が良い。そして指摘も的確である。だが致命的な欠点があった。独断専行と怒りを抑えられない点である。そんなの集団行動に向かないだろうと思ったあなた、正しい。結局彼は、それが原因で命を落とすのだ。自分が正しいと思うのは結構だが、認めさせないと意味がない。北極の極寒でも生き抜いたのに、捕えられ拷問を受け37歳で亡くなる。2023/10/12

zoe

18
前半は、1738年からカムチャッカ探検に参加するドイツ医師シュテラーの旅の記録。後半は、クラシェニンコフによるカムチャッカの民俗録。遭難してしまうのは、科学的でないからか、声の大きい人間に従ったからなのか。後から自分が正しかったということもできるので、良しと悪しとも言い難い。ただ遭難した時30人が亡くなっているので、探検は簡単ではないし、数年後に帰ると、著者も死んだことになっていた。当時、日本人の形跡も言及されている。北の国の人々のうち、ご遺体を犬に食べさせる風習があったというのは衝撃でした。2023/09/27

YUPO Tetesi

2
正直最初はちょっとつまんないかなと云う感じだったのですが、中盤からはとても興味深く読ませてもらった(翻訳者が変わったのかなと感じるくらい読みやすくなった)。世界探検全集コンプリートしようかな。2023/10/07

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