内容説明
現在を走る少女マンガ家インタビュー!!「スピーチバルーン」という言葉は、マンガのセリフが書かれているバルーン―フキダシのことです。本書は一流マンガ家のうちの女性18人から発せられた、18色のスピーチバルーンです。彼女たちはどんな場所で何を見、何を感じたのか。スピーチバルーンに乗って自分が見つけた国や時間に飛んで行く、彼女たちの冒険旅行に拍手を!
目次
川原泉―マンガの道を選んだのは更生への道でしたね
杉浦日向子―江戸時代は外国のようで新しい感じがするんです
中田雅喜―「ももいろ日記」は実は女性のために描いているんです
近藤ようこ―小さい頃は外で遊ばない、子供らしくない子供でした
高口里純―プロになってコメディ描いてそれからポリシーがなくなっちゃった
めるへんめーかー―子供の頃、本読んでいると怒られました
吉田秋生―女の子より男の子が好きだし女の子描いたってつまんないし
石坂啓―自分の作品が雑誌に載った時より手塚プロに入った時の方がうれしかった
松苗あけみ―手紙で「また描いて下さい」とか言われると、うれしくなっちゃって
宮脇明子―アイリッシュのサスペンスなんかは、少女マンガ向きだと思いますよ
吉田まゆみ―私の描く高校は「都立だ」って言われますけど、それしか知らないから
ささやななえ―絵画教室に入れられて絵がキライになったことも
竹宮恵子―教育にかかわるものを、マンガでやろうという意識はあります
美内すずえ―短編だと、エピソードを削るのがいつも大変でした
一条ゆかり―デビューの時画期的なこと言ったんです…「アンケートを見せてくれ」って
大和和紀―中学で「マンガやめなさい」って時代だったから、私も一応やめて
里中満智子―いつでもその時描いてるものを代表作にしていきたいと思ってます
牧美也子―レディスコミックは実は出なきゃおかしいジャンルでした
感想・レビュー
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よしだ まさし