内容説明
二十代の若き入宋時代から晩年の永平寺時代まで、『眼蔵』と併行して書かれた道元の語録と筆録の一大集成。分かりやすい現代文ですべての人のものに。
目次
永平広録の第一 興聖禅寺での語録 上堂語
永平広録の第二 大仏寺での語録 上堂語
永平広録の第三 永平禅寺での語録 上堂語
永平広録の第四 永平禅寺での語録 上堂語
感想・レビュー
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Hiroyuki Nakajima
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道元禅師の法話集です 坐禅は心身の拘束を脱ぎ落すのだ、また、ただ只管坐るのだ 坐禅は覚りを求めるものではあるが、覚りを意識してはならぬ、覚りを意識してする坐禅では覚りはよそよそしいものになる。 坐禅は瓦を研いで鏡にするようなものだが、瓦を研ぐような修行も無く鏡も消えてしまえばしかたがない。ここでやっと坐禅には工夫が求められる事がわかってくる 心に残った一説です、指導を受けている後堂老師からもこのことについては何度も指導を受けています2009/12/30
naagita
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下巻に寶慶記なども収録されているのでお得感はある。訳文は独特。2009/07/30