内容説明
読売文学賞受賞の「奴隷の歓び」など八〇年代円熟期の傑作詩集六冊、そして混沌のインドへ、ウィスキーの故郷スコットランドへ、命の根源を求める詩人の旅のエッセイを収録。
目次
詩（５分前；陽気な世紀末；奴隷の歓び；ワインレッドの夏至；毒杯；生きる歓び）
散文（コモリン岬に夕陽を追う―インド酔夢行より；ウィスキー讃歌；酒について―ジャスト・イエスタディーより；ヨーロッパ酔夢行―未刊行エッセイ）
感想・レビュー
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法水
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詩集『5分前』『陽気な世紀末』『奴隷の歓び』『ワインレッドの夏至』『毒杯』『生きる歓び』とエッセイを収録。解説で高橋源一郎さんが書いている通り、どれもが詩である、というしかない作品群。中では西脇順三郎さんのエピソードを題材にした「安来節」が好き。エッセイ『ウィスキー讃歌』はスコットランド旅行記で、ピートやポット・スティルという単語が出てくるたびにちょっと嬉しくなったり。インド旅行記も面白い。2014/11/28
