出版社内容情報
著作集最終巻。偏愛の読書エッセイ集。『今日も、本さがし』『本の引越し』などから。帯推薦は堀江敏幸氏。年譜、著書目録も。
内容説明
稀代の文芸評論家・高橋英夫のエッセンスをまとめた著作集、ここに完結。第8回最終巻は、失われた本を求めて―。古書店で、そして書斎の奥の奥まで。本と関わる、読書人永遠のテーマ。
目次
忘却の女神(忘却の女神への贄;「退屈」讃 ほか)
今日も、本さがし(絵はがき;本さがし ほか)
京都で、本さがし(京都で、本さがし;本の引越し ほか)
わが読書散歩(わが夏休み;興味深いこと ほか)
本の引越し(引越しつれづれぐさ;出てきた本のこと ほか)
著者等紹介
高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930年、東京生まれ。文芸評論家。東京大学文学部独文科卒業。著書に、『批評の精神』(亀井勝一郎賞)、『役割としての神』(芸術選奨文部大臣賞)、『志賀直哉 近代と神話』(読売文学賞)、『時空蒼茫』(藤村記念歴程賞)、『母なるもの―近代文学と音楽の場所』(伊藤整文学賞)、翻訳書に、ケレーニイ『神話と古代宗教』(日本翻訳文化賞)などがある。2019年、逝去。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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