出版社内容情報
稀代の文芸評論家の著作集全8巻の1冊め。代表作『批評の精神』以下、批評の高峰、林達夫、小林秀雄、河上徹太郎、吉田健一論。
内容説明
文芸評論、随筆、ドイツ文学の泰斗の全貌。第1回はデビュー作『批評の精神』と評論・思索の巨人たち。
目次
批評の精神(小林秀雄との出会い―序にかえて;河上徹太郎―批評における他者と自我 ほか)
林達夫(思想の生態学;ドラマトゥルギーの哲学者 ほか)
小林秀雄(直知する精神―『感想』によせて;考える人 ほか)
河上徹太郎(逆説のなかの師―河上徹太郎と私;純粋の発見 ほか)
吉田健一(流謫の文学王子―世紀末と吉田健一;文学と生の環流 ほか)
著者等紹介
高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930年、東京生まれ。文芸評論家。東京大学文学部独文科卒業。著書に、『批評の精神』(亀井勝一郎賞)、『役割としての神』(芸術選奨文部大臣賞)、『志賀直哉 近代と神話』(読売文学賞)、『時空蒼茫』(藤村記念歴程賞)、『母なるもの―近代文学と音楽の場所』(伊藤整文学賞)、翻訳書に、ケレーニイ『神話と古代宗教』(日本翻訳文化賞)などがある。2019年、逝去。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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