内容説明
若い日に遊んだフランス、ヨーロッパ、兵として戦時下を暮した南国・台湾…通りすがりの、エトランジェの眼に映る異国に潜むミステリー―本巻では、日影丈吉なららではのエグゾティシズム溢れる１１編を集録。待望の短篇傑作選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
redbaron
11
『食人鬼』と呼ばれた男。その子どもを守るためにとった行動、またそんな状況のなかでも人間としての威厳を失わない男が哀しくも美しい。ちょっとした謎解き話？あり、タバコの恐怖？あり…いろいろ楽しめます。あっ、この人「食事学」の研究家なんだ。異色な作家ですわ～。2016/03/02
