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アルトー後期集成〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 589p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309705330
  • NDC分類 085
  • Cコード C0310

内容説明

その思考を爆発させた奇跡的な後期テクスト群をはじめて集成。その生の総決算『アルトー・モモのほんとうの話』、盟友に否をつきつけオカルトを呪詛する『アンドレ・ブルトンへの手紙』、そしてアルトーの全面的な「戦い」の記録であり、壮絶な思考の増殖の過程そのものである膨大な「ノート」から編んだ『カイエ』を収録。

目次

アルトー・モモのほんとうの話
アンドレ・ブルトンへの手紙
カイエ1945(フランスの聖なる原理への回帰;親愛なるソランジュへ ほか)
カイエ1946(ロベール・デスノスの『星の場所』;思うに“虚言症”は ほか)
カイエ1947(なぜバルテュスの絵からは;動かないページ上の形象たちは ほか)
カイエ1948(存在たちは;魔術にかかると)

著者等紹介

アルトー,アントナン[アルトー,アントナン][Artaud,Antonin]
1896年9月4日、父アントワーヌ=ロワと母ユーフラジー・ナルパの長子として生まれる。5歳のとき、脳脊髄膜炎を患い、一命をとりとめる。1921年、俳優としてデビュー。1924年、ジャック・リヴィエールとの往復書簡発表。シュルレアリズム・グループに参加。27年に離脱。1932年、「残酷の演劇宣言」。34年、「ヘリオガバルス」。36年、メキシコに、37年、アイルランドへ旅し、そこからフランスに強制送還され、その後、46年まで精神病院に監禁される。47年、「アルトー・ル・モモ」、「ヴァン・ゴッホ」刊行。48年、「ヴァン・ゴッホ」でサント・ブーヴ賞、一方、ラジオのための「神の裁きと訣別するため」は放送禁止となる。同年、3月4日、イヴリーの療養所にて死去。「思考の不可能性」を思考し、「残酷の演劇」を提唱しつつ、西欧近代からの脱却を試みた、その分類不可能な表現の軌跡はますます影響力をもち、様々な読解が続けられている

宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年生まれ

鈴木創士[スズキソウシ]
1954年生まれ

荒井潔[アライキヨシ]
1963年生まれ。防衛大学校準教授。文学博士(パリ第四大学)

佐々木泰幸[ササキヤスユキ]
1965年生まれ。立教大学文学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

保山ひャン

1
アルトー・モモのほんとうの話、アンドレ・ブルトンへの手紙、カイエ1945.1946.1947.1948。アルトーは1948年に亡くなっており、死の数週間前に書かれたテクストまでが収録されている。もっともアルトーは「キリストに生まれついた者に私はつばを吐く」で「死は存在せず、精神も 神もなく 人間だけがいるのだ」と言ってるし、「苦悩する意識の上の猥褻さの木琴の響きに向かって」の冒頭は「私はもはやあるとは思わない、言葉が、生が、死が、」で始まっているが。無いものをよく列挙してるな、「在るトー」なのに。失礼!2023/04/02

₭€₦ ㉿θЇ¢ħɨ฿ᾶr₳

0
研究会のために再読。書くことが生きるためのリトルネロだという視点で読むと少しわかってきた。それにしてもヘロイン1トン笑2021/01/20

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