のれんの本
江戸を食べに行く

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309703459
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C0377

内容説明

江戸に遊び江戸を喰らう。粋人二人がうんちくを交えつつ老舗の味を紹介。

目次

第1章 春(長命寺の桜もち―桜もちの葉っぱ問題に答える;てんぷら近藤―てんぷら名人が江戸を揚げる ほか)
第2章 初夏(福喜鮨のアナゴにシャンパン―これサイコーのぜいたくです;つくしの筍づくし―祭り好きの江戸っ子の筍料理 ほか)
第3章 夏(野田岩の天然鰻―江戸風を現在に受け継ぐ;駒形どぜう―真夏にアフアフ食らう「どぜう鍋」 ほか)
第4章 秋(お米ギャラリーの新米おにぎり―「おむすび」か「おにぎり」か;鉄人道場の松茸づくし―江戸のマツタケ料理だぞ ほか)
第5章 冬(左々舎のふく料理―ふく白子茶碗蒸でコーコツ状態;いせ源の鮟鱇鍋―秘伝のタレが勝負、鮟鱇料理 ほか)

著者等紹介

嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京生まれ。作家。雑誌編集者を経て独立、執筆活動に専念する。1988年、『素人庖丁記』で第4回講談社エッセイ賞受賞。2000年、『芭蕉の誘惑』で第9回JTB紀行文学大賞受賞。近著に『追悼の達人』(新潮社)、『不良中年は楽しい』(講談社)などがある

筒井ガンコ堂[ツツイガンコドウ]
1944年佐賀県生まれ。雑誌『太陽』(平凡社)の編集、『ドリブ』(青人社)編集長、佐賀新聞論説委員などを経て現在、季刊雑誌『FUKUOKA STYLE』(福博綜合印刷)編集長。著書に『梅安料理ごよみ』(共著・講談社文庫)、『「鬼平犯科帳」お愉しみ読本』(共著・文春文庫)、『必冊 池波正太郎』(平凡社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

206
家庭料理はともかく、お店で食べるのなら(総合的には)やはり東京が一番だろう。本書は、現在行くことのできる江戸の味を現代に伝える(もちろん現代的なアレンジがほどこされている)お店名鑑だ。しかも、いずれも高くても奮発すれば十分に射程に入るお店ばかりなのも嬉しい。案内人は嵐山光三郎(浜松生まれ)と筒井ガンコ堂(佐賀生まれ)のお二人。余計なことを言わないのがいい。さて、私見による篇中のベストは、てんぷら近藤、野田岩の天然鰻、室町砂場の蕎麦か。そして、東京みやげには長明寺の桜もちだ。なお、清水啓二の写真もいい。2014/08/08

剛腕伝説

18
江戸前を標榜する数々の老舗を取材した1冊。久々の嵐山光三郎は良いなぁ。この人の文章に接すると、堪らなく美味しいものが食べたくなる。私的には食エッセイ界の第一人者。天ぷら近藤の美しい天ぷら、野田岩の天然鰻、駒形どぜうの丸鍋、室町砂場の蕎麦前にとても心惹かれた。 でもI源の接客は最悪だし、F宿の深川飯は値段の割に美味くないし、Kぬきすしはやたら酸っぱいし、Tひでの親子丼は甘ったるいだけだしと、玉石混交の内容でした。でも、実店舗を知らずに読んだら、嵐山流の名分に騙されるぞ、きっと。あと、料理写真が秀逸。2021/06/22

朱音

3
江戸情緒、といった感じの老舗の料理で、写真も美しい。(おなかすきそう)桜餅はやっぱり関西風道明寺がいいけど、軍鶏鍋とか駒形どぜうとか食べて見たいなぁ2006/07/06

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