内容説明
あなたがお葬式や法事で耳にする「お経」を現代語訳でわかりやすく説明。仏事の作法や仏教用語もわかる本。
目次
プロローグ お経とは何か
念仏・題目の意味
般若心経（摩訶般若波羅蜜多心経）
阿弥陀経（仏説阿弥陀経）
法華経１（妙法蓮華経方便品第二）
法華経２（妙法蓮華経如来寿量品第十六）
観音経（妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五）
理趣経（般若理趣経）
正信偈（正信念仏偈）
修証義
知っておきたい葬儀・法要の知識
著者等紹介
鈴木永城［スズキエイジョウ］
１９４３年、東京都生まれ。駒澤大学仏教学部卒。高校２年在学中、一般家庭より出家・得度。東陽寺（埼玉県春日部市）住職。実伝寺と宝昌寺（いずれも茨城県かすみがうら市）で兼務住職。仏教情報センター前理事長。仏教情報センターでは、事務局長を６年、理事長を１４年務めた。現在、埼玉県立大学と上尾中央看護専門学校で非常勤講師（人間学・死生学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おの
10
図書館本。とてもいい本。出会えて感謝。仏教の簡単な歴史、お経とはから、代表的なお経の背景や意味について学べた。理趣経の存在を知れて良かった。個人的には百字の偈が好き。ただ全体的になんか読んでて涙が出てきたのだった。そうか、誓願だったのかと思った。最近色んな体験談読んだり自分の肉体的にも生老病死の苦しみを痛感する。そういう意味では最後の修証義もよかった。軽い気持ちで手に取ったが、本当にいい本であった。著者の鈴木さんありがとう。2023/12/02
Ｄ４Ｃ
9
良く耳にする般若心経。でも、何を言ってるのかさっぱり意味不明だったので、図書館から興味本位で借りてみました。涅槃の境地に達するための心構えや考え方を説いたのが般若心経だったのかと分るとともに、舎利弗へ観自在菩薩が語りかけたものだった事がわかりました。内容は分ったけど、俗人には到底なしえない境地、それが涅槃だと改めて理解。こんな人間の感情を超越した境地になんか僕は絶対到達できそうも無いです（笑2016/01/13
うちこ
1
「イラスト図解版 お経の意味がよくわかる本―素朴な疑問が氷解し、仏の世界が見えてくる」という長い名前の本です。同僚のシカちゃんが貸してくれました。いろいろなお経の原文と現代語訳、その解釈が書かれた本です。どのお経もポリシー（？）があって興味深いのですが、なかでもダントツ面白かったのが観音経。法華経（妙法蓮華経)の中の第二十五品目、という位置づけ。観音経は、法華経の一部でありながら、切り出してしっかり読まれています。これは「観音様」と親しまれる観世音菩薩のキャラクターによるものなんだそうです。 2009/05/06
