河出新書<br> 一神教全史〈下〉中世社会の終焉と近代国家の誕生

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河出新書
一神教全史〈下〉中世社会の終焉と近代国家の誕生

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  • サイズ 新書判/ページ数 408p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309631660
  • NDC分類 199
  • Cコード C0214

出版社内容情報

そもそも宗教とは何かと問いつつ、一神教の歩みを辿る宗教思想史講義。スコラ学から、宗教改革、近代国家の形成、アメリカ合衆国成立、ナチズムの世界観、イスラム主義の興隆までを描く下巻。

著者情報
1974年生まれ。宗教学・思想史専攻。博士(文学)。現在、埼玉大学非常勤講師。『グノーシス主義の思想』『オウム真理教の精神史』『現代オカルトの根源』『宗教学(ブックガイドシリーズ基本の30冊)』など。

内容説明

複雑な宗教史を鮮やかに解き明かす、決定的書物の登場。下巻では、中世末期のキリスト教世界に花開いた、スコラ学から話が始まる。学問の隆盛は、従来の信仰を内破させる作用をももたらし、宗教改革の運動が勃発。その混乱を抑止するため、人工的な国家に主権を付与するという思想が提唱される。こうして誕生した主権国家という「新たな神」は、急速に成長し、近代の最強国アメリカを成立させる一方、ナチズムの惨劇をも生み出す。そして中東では、ユダヤ人国家が再建されるが、イスラム主義の抵抗を招き寄せる―。

目次

第10講 スコラ学の発展―十二世紀ルネサンスからトマス・アクィナスまで
第11講 宗教改革の時代―イタリア・ルネサンスの人文主義からドイツ三十年戦争まで
第12講 近代的な国家主権論の形成―ピューリタン革命の動乱、社会契約論の提唱
第13講 アメリカ合衆国の宗教状況―新大陸発見から福音派台頭まで
第14講 ナチズムの世界観―アーリア人種優越論と反ユダヤ主義
第15講 イスラエル再建とイスラム主義興隆―ユダヤ人問題の歴史、現代の中東情勢

著者等紹介

大田俊寛[オオタトシヒロ]
1974年、福岡県生まれ。宗教学者・思想史研究者。博士(文学)。埼玉大学非常勤講師。キリスト教を中心とする宗教思想史を研究するほか、オウム真理教問題を含む現代宗教論も手掛ける。昨今は、リベラル・アーツの内実に関する再考を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつのすけ

18
宗教が原因となり戦争が起こっているのは"なぜ"なのか?このように感じたことから本書を手に取ったのだが、宗教の歴史から考えても、一読しただけでは理解することは難しい。時間をあけて、もう一度読んでみようと思う。2024/03/03

Iwata Kentaro

10
圧巻の読書体験。素晴らしい本だった。特にボンヤリしていた知識しかなかった英米の宗教の歴史を学べたのは個人的にとても大きな学びだった。色々理解できたぞ。2023/06/15

HaruNuevo

9
一神教全史と銘打っている。確かに上巻はその名に相応しい内容だったが、下巻は前半はキリスト教史で、終盤はアメリカ史豆知識に宗教動向を塗したあと、ナチスドイツ豆知識、最後に取ってつけたようにイスラエルとイスラム圏の動向を駆け足で。 上巻は良かった、確かに良かった。けど下巻のこのやっつけ感はなんだ? 文章も、「だ・である」調と「です・ます」調が延々と混在してて、なんか小学生の文章みたいだし、よくこれで通したな、と思うほど。 これはないんじゃない?と思う下巻だった。2023/08/21

in medio tutissimus ibis.

2
中世の聖俗二分体勢は、教会がギリシャ哲学の批判精神とローマ法の合理性を大学として取り入れたために己の矛盾から招いた宗教改革の動乱の末、主権が最初に主張した教皇でも、また王でもなく、国家に存することが確認され終わった。一方で国家が存在する基盤として個人の自由と権利が確認され、近代の主要三種共同体である大学、国家、会社が出そろうことになる。だが、そこから生ずる混乱への反動として、祭政一致を求める原理主義が諸教諸国家に現れた。日本においてそれは戦前の国家神道軍国主義、戦後の反権力、そしてオウム真理教として顕れた2024/04/19

ブルタ

2
下巻ではスコラ学から始まって宗教改革から近代国家の成立、アメリカの宗教状況からナチス、そして現代イスラエルからイスラム主義の台頭までが解説される。圧巻の情報量だった。2024/02/01

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