河出新書<br> 人間らしさとは何か―生きる意味をさぐる人類学講義

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河出新書
人間らしさとは何か―生きる意味をさぐる人類学講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309631486
  • NDC分類 469
  • Cコード C0220

出版社内容情報

人間とは何か? 注目の人類進化学者が、ホモ・サピエンスの誕生史と人類多様性の意味を探りながら、最新の知見をわかりやすく語る。

内容説明

人間は、見かけこそ多様だが、中身はホモ・サピエンスというたった一つの種である。そして、ホモ・サピエンスほど、地球上のほぼすべての陸地に住み、支配している種は他にいない。そんな「異様な」我々は、いかにして「このような人間」になったのか?注目の人類進化学者が、「人間」が誕生するまでの道のりや、人間の特性の意味を探っていく科学的人間論の最先端を解説しながら、「なぜわかり合えないのか」ではなく、「なぜわかり合えるのか」から人間らしさをとらえなおし、人間として、どう生きていくべきか、追究する。

目次

第1章 人類が登場して地球はどう変わったか
第2章 ヒトとサルはどう違うのか
第3章 進化はどのように起こるか
第4章 地上を歩きはじめた最初の人類―700万~140万年前
第5章 原人と旧人が問いかける人類にとっての脳―250万~4万年前
第6章 わかってきたホモ・サピエンスの成り立ち
第7章 ホモ・サピエンスが多様であることの意味
第8章 改めて人間らしさを考える―私たちはなぜわかり合えるのか

著者等紹介

海部陽介[カイフヨウスケ]
1969年生まれ。東京大学総合研究博物館教授。人類進化学者。理学博士。約200万年におよぶアジアの人類史を研究。前職の国立科学博物館にてクラウドファンディングを成功させ「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」を実施。日本学術振興会賞、海洋立国推進功労者表彰などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Vakira

52
太宰治さんの代表作に「人間失格」がある。ならば、合格するにはどうしたら?なんて思いながらこの本を手に取った。ん?ビンゴ!僕の大好きな生物学的観点から人類解剖。人類が裸に進化したわけ。コミュニケーションの発達と性淘汰でセックスアピールが加速、で裸になったというのが僕の持論でしたが、生物学的には違っておりました。知れてlucky~ 進化生物学はドーキングさんより腑に落ちる。ドーキングさんは神は不在と力説してますが、神はいるんです。自分の中に。善と悪、社会的秩序を守るためにはヒーローが必要。それが神。2022/09/16

あちゃくん

32
何百万年というスパンで人類を捉えることができてよかったです。2023/01/03

魚京童!

14
ウィトゲンシュタインからの脱退ができない。真理を超えることができない。すべては42じゃないのか。そんなことを思って、お酒を飲み始める。それだけの話。なんだろうね。機械に任せようよ。機械が勝手に考えてくれるよ。そうしたら、人間は滅ぶんだ。個人としての生と、社会としての生。人はなぜ生きるのか。人間は存続する必要があるのか。個人で生きる。生きることができるようになった。いい社会になったと思う。そりゃーみんなコンクリートジャングルに閉じこもるよね。家から出る理由なんてないよね。なんで生きてるんだろうね。2023/07/09

Yuki2018

7
ホモ・サピエンスの歴史は30万年程度。アフリカから世界各地に拡散したのは5万年くらい前。歴史が浅いため遺伝的多様性はとても小さい。いわゆる人種による違いは、他に類を見ないほど広い地域に適応した結果に過ぎない。世界各地に拡散する冒険心こそ、現生人類のらしさとも言える。本書の最大の主張は選民思想の否定で、確かに人類学的観点からは人種とは下らない区別である。また、5万年前以降、世界中で大型動物や旧人類が姿を消した。優れた能力で頂点に立つホモサピエンスだが、その力を誤った方向に使ってはいけないなと。2022/07/09

dokusyotyu24

4
人類学が導く科学的人間論をベースに、「人間らしさ」とは何かを考える一冊。生物としての人間に、改めてスポットを当て、ヒトとサルとの違いから、猿人・原人・旧人とホモ・サピエンスの距離まで、広い射程で概論する。第七章の「ホモ・サピエンスが、多様であることの意味」にある「ヒト多様性のパラドックス」についての解説が、個人的には一番興味深かった。2023/04/09

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