河出新書<br> 共鳴する未来―データ革命で生み出すこれからの世界

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河出新書
共鳴する未来―データ革命で生み出すこれからの世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309631219
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0210

出版社内容情報

私たちの世界は今、どこへ向かうのか。ビッグデータで変わりゆく「価値」を問い直し「個人」を原点に共に生きる社会を提言する。

内容説明

社会のあり方が問われている今、データの適切な活用こそが、一人ひとりが、多様な価値観を受け入れあいながら、豊かに生きることを支える原動力である。データは誰のものか。多元的な価値を可視化する仕組みは根づくのか。個人の自由や選択肢は、データの共有によって狭められないか。新しい社会ビジョンを牽引するデータサイエンティストが説く、これからの私たちの「生きる」をより輝くものにするための提言。

目次

序章 コロナ禍が突きつけた文明への問い(二〇一九年までの日常は戻らない;新型コロナウイルスが引き起こした大変化 ほか)
第1章 データ駆動型社会はヘルスケアから始まる(個人のデータベース構築が進むとき;全国五〇〇〇病院がデータを提供 ほか)
第2章 これからのデータ・ガバナンス―データは誰のものか(データ活用とプライバシー保護は両立できるか;米国は企業主導、中国は国家主導 ほか)
第3章 多元化するデータ・エコノミー(データが生み出す多元的価値;社会信用スコアの可能性 ほか)
第4章 「生きる」を再発明する(テクノロジーはディストピアをもたらすか;「新しい社会契約」の必要性 ほか)

著者等紹介

宮田裕章[ミヤタヒロアキ]
1978年生まれ。専門はデータサイエンス、科学方法論。慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。専門医制度と連携したNCD、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」など、科学を駆使し社会変革を目指す研究を行う。2025年日本国際博覧会テーマ事業プロデューサーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ミライ

36
newspicksのネット動画等に出演中の慶應義塾大学の教授・宮田裕章さん(専門はヘルスデータサイエンス)がデータ駆動型時代の現在・未来について語った一冊。宮田さんが取り組んでいる医療ヘルスケアのビッグデータのしくみや、これからのデータ統治プロセスに関しての持論が解説される。あと、宮田さんが新型コロナ騒動中に実施したLINEによる「新型コロナ対策のための全国調査」の結果・分析もあって非常に面白かった。2020/10/16

かわうそまん

16
ざっくりいうと「データを共有財としてみんなで活用しながら個別具体的な『幸福』を追求していきましょう」という主張だと読み取りました。事前に著者の最新作である「データ立国論」を読んでいたので特段目新しいことはなかったですが、著者の唱えるところを改めて理解するという意味では読んでよかったです。Covid-19により良くも悪くも世界が大きく変化していくなかで自分がデータをどのように利用するか、利用したいかということをしっかり考えておかなければ・・・と思いました。2021/06/08

奏市

16
データ革命によって生活の利便性が増すだけじゃなく、政治・経済システムまで変革することを見通した内容。貨幣のみが価値基準の経済から新たにデータも価値基準になり、前者の所有から後者の共有へと価値の所在も変わることで、従来の資本主義システムも変容していくとする。そういう側面もあるのだろうけどデータ革命がどれだけインパクトあるかをしっくり理解するには至らなかった。興味引いた話として、米国食品医薬品局は、スマホのアプリで患者サポート→健康状態改善の結果出るものを「薬」として認めることにしたと。驚き。/図書館より2021/04/13

九曜紋

9
新型コロナ感染が深刻化してきたころ、NHKクローズアップ現代+でコメンテーターとしてよく見掛けた「日本の頭脳」、宮田裕章。ヘルスケアを中心に研究するデータサイエンチスト。テレビゲームキャラのような派手な外見から、正直なところ胡散臭さも感じていたが、本書を読む限りではデータ駆動社会の問題点を的確に捉えているように思える。ビッグデータの利活用やAIの発達等、避けては通れない社会的変化やその根底にある哲学的問題をわかり易く説いている。次作にも期待したい。2020/10/20

kazuki

7
先日の衆議院議員選挙に関してデータを用いて分析していた宮田氏を見て、興味を持ち購入。データは共有財であり、データを使って、社会を駆動する価値を貨幣以外の概念に多元化していくことが理想形であるという趣旨。とは言いつつ、今はデータ分析で経済合理性を高める(貨幣を生み出す)ような社会となっていると感じる。共有財としてのデータをコントロールしつつ、データを提供する個人が貨幣以外の価値を手に入れられるような社会を実現していくことが求められていると思った。2021/11/14

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