河出新書<br> イスラム2.0―SNSが変えた1400年の宗教観

個数:
電子版価格
¥968
  • 電書あり

河出新書
イスラム2.0―SNSが変えた1400年の宗教観

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 21時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309631141
  • NDC分類 167
  • Cコード C0214

出版社内容情報

イスラム法学者よりもGoogle先生!ネット、SNSは1400年の宗教観、法解釈を根底から変えた。新時代のイスラム思想とは?

内容説明

ウェブにアップされた『コーラン』「ハディース」。一部の宗教エリートのものだった知識や解釈が、翻訳・検索機能により容易に直接触れられるようになる。原点回帰がすすむイスラム教徒の価値観は、SNSにより極めて早く広範囲に、そして心に深く刺さるものとなり拡散されていく。ヨーロッパでは「同化しない」イスラム教徒たちが、「移住」と「多産」によりイスラム化をすすめる、「静かなるジハード」が進行し問題となっている。突きつけられた現実に、日本はどう対処すべきか!?

目次

第1章 イスラム2.0時代の到来
第2章 ヨーロッパのイスラム化とリベラル・ジハード
第3章 インドネシアにみるイスラム教への「覚醒」
第4章 イスラム・ポピュリズム
第5章 イスラム教の「宗教改革」
第6章 もしも世界がイスラム教に征服されたら…
第7章 イスラム教徒と共生するために

著者等紹介

飯山陽[イイヤマアカリ]
1976年生まれ。東京都出身。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学アジア文化研究所客員所員。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得退学。博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

82
前著『イスラム教の論理』は経典や歴史に遡りイスラム教の教義が如何に西洋発の近代主義と相容れないかを見たものでした。本著ではその教義がSNSを通じて一般信徒に普及することによりイスラム法学者が独占してきた神の啓示へのアクセス権が崩壊(「イスラム2.0」)、為に信徒の中に原理主義化して(と言うより真のイスラムに目覚めて)急速に西洋や異教徒に対して不寛容で攻撃的な人々が増えていることに警鐘を鳴らします。例えば、欧米や日本で普通にある女性の一人歩き。厳格なイスラム教徒の男性からは「奴隷女」「売春婦」(1/7)2020/02/08

HANA

65
前著に引き続いて読む。前著でグーテンベルグが聖書を印刷した事を連想したが、本書を読んでその感を深くする。ただ前著が題名通り「論理」中心に記述されていたのに対し、本書は現在のヨーロッパの様子、インドネシアの変化、エジプトの苦闘等、具体的な問題を取り扱っており、そこが一段と面白く読める。ネットで既存の権威の威光が低下するというのは洋の東西を問わなかったが、イスラムでもそれが見られるというのはやっぱり興味深いなあ。巻末にイスラム教徒との付き合い方も載ってお得感あるが、これって突っ込んだ会話するなって事だよなあ。2019/12/02

1959のコールマン

48
☆3。著者は「私は事実を述べているだけ」と主張しているし、似たような議論は「西洋の自死」にも出てくるが、どうなんだろう?このまま私たちは「現状を見てるだけ」なのか?そもそも著者はこのような現状をどのように変えていくべきだ、と思っているのだろうか?はっきり言わないのでとても気になった。終わり頃の「イスラム教徒と共生するために」を読んだが、当たり前の事しか書いておらず、しかも著者の主張が主張なので「この程度で『共生』できるはずないだろ?」と疑問がわく。まさかチョビ髭オヤジと同じ事を言い出さないでしょうね?2020/01/10

jahmatsu

41
たまたまイスラムの方と話す機会があり手にとってみた。ショッキングであり良くも悪くも考えさせられる内容。 自分たちとは全く違う価値観の元、神の啓示に従い行動し生活し、さらにネット普及で原理主義化が加速しテロが正当化されて行く。。人それぞれの意見はあると思うが、これからの為にも、読んでおいて良かった。2020/02/20

ころこ

31
「イスラムは平和の宗教」というイスラム的理想を語るのが左派だとすれば、むしろグローバル化によってイスラム教徒が啓示に触れる機会をつくっているとし、安易な「和解」は禁物だという現実的なイスラム右派というのが著者の立場でしょうか。第7章はイスラムの立場から多様性を否定し、徹底的に現実対応に終始しています。これはあくまでも日本におけるイスラム言説内の話です。しかし影響力や広がりがないかといえば、著者が日本政治の右派と親和性が高いことに考えを廻らさないといけません。それが著者の「2.0」だということだと思います。2021/03/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14646437
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。