出版社内容情報
フリーダと猫のファーロン初登場。チャーリー・ブラウンの野球チームは今日もまた敗北。「ギャアア!」。第2期第2回配本。
内容説明
1961年1月1日付から1962年12月31日付までの730編を収録。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。詩人。52年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。翻訳、絵本、作詞など幅広く活躍。75年、『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、83年、『日々の地図』で読売文学賞、93年、『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2010年、『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
75
1961年〜1962年を収録。この巻を通して印象に残ったのはライナスとスヌーピー。ライナスは相変わらず毛布を離さないが、ルーシーにその毛布を埋められたり凧にされたりして、泣き叫ぶ。好きなオスマー先生と毛布をやめる駆け引きをしたり。さらに眼鏡をかけたりもする。理性的で賢いライナスだが、毛布に囚われる幼児性が愛すべきキャラクターとなっている。スヌーピーは、犬小屋の屋根で寝転ぶ姿が多くなり、そこに四季が巡り、小鳥が訪れ、野球ボールが飛ぶ。一番自由に生きているのはスヌーピーかも。嫌いな猫が登場したりもする。2021/05/28
ぐうぐう
20
シュローダーが表紙の全集第6巻。スタイルがガチッと定まっていないが故の楽しい発見が初期作品にはある。ルーシー「昨日あなたの夢を見たわ、シュローダー… このボロピアノをあきらめて、あなたは手に職をつけに専門学校へ通うのよ、わたしたちの結婚後の生活費を稼げるようになるために!」シュローダー「きみと結婚する唯一の可能性はきみが地球上最後の女になることだけど、その場合は専門学校もひとつ残らずなくなってるよ!」ルーシー「論理的だってことは認めざるをえないわ!」(つづく)2020/07/29
風に吹かれて
16
1961年㋀から62年12月までの730編収録。本巻で特筆しておきたいことはルーシーが心の相談室を始めたこと。料金は5セント。ガミガミ屋のルーシーだけど、自分が感じたことをストレートに言うルーシーはシュルツにとっても愛すべきキャラクターなのに違いない。このガミガミ屋は、しっかりと仲間たちを見つめているからガミガミ言えるのだと思う。子ども達が登場し大人たちは枠の外から声をかけたりしている。だからといって子供向けでは決してなく、社会の成り立ちへの鋭い言及があるから、読んでいて楽しいし有意義なのだ。 →2022/03/04
Book Lover Mr.Garakuta
15
面白くてたまらなく愉快痛快。抱腹絶倒。天真爛漫。スヌーピーとチャーリーブラウンの取り巻き増えたり減ったり。登場人物が生き生きと描かれて非常に良いと思います。2020/09/30
∃.狂茶党
10
いわゆる黄金時代に突入したのかな。作風が安定して実に読みやすい。 それぞれのキャラも立ってる。 この漫画の登場人物は、皆アクが強いが、新キャラの、天然パーマをを鼻にかけてる子とか、強烈。 チャーリーの妹サリーは、幼稚園だか保育園に通い始め、ウッドストックは出てこないけど、スヌーピーは鳥たちと友達になる。2024/02/04