河出ブックス
はじまりの戦後日本―激変期をさまよう人々

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624907
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0336

出版社内容情報

社会のマクロな変化と個人のミクロな経験を結びつけ、戦後社会の成立過程を活写。戦争を経て、人々はいかに生きる術を獲得したのか。

【著者紹介】
1959年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。データを駆使して日本社会の階級構造を浮き彫りにする。『階級都市』『階級社会』『新しい階級社会 新しい階級闘争』など。

内容説明

兵役と復員、移民と引揚げ、戦災と疎開、ヤミ市、農地改革…戦中から戦後にかけて、膨大な数の人々が、それまでの生活基盤を失い、新しい社会的地位を求めて、戦禍と廃墟の中をさまよわなければならなかった―。「リンゴの唄」から説き起こし、精密なデータ分析によって社会移動の実態を浮き彫りにしつつ、人々がたどったさまざま人生行路を活写。社会のマクロ変化と個人のミクロな経験をともに描く、画期的な戦後日本社会形成史。

目次

序章 「リンゴの唄」と流浪する人々
第1章 戦後社会形成史の試み
第2章 戦前から戦後へ―さまざまな人生行路
第3章 戦前・戦中・戦後の階級構成
第4章 戦禍と廃墟のなかの社会移動
第5章 変転する農民層
第6章 戦後労働者階級の形成
第7章 戦後社会の担い手たち
終章 非常時の社会移動空間―舞台装置としての戦中・戦後

著者等紹介

橋本健二[ハシモトケンジ]
1959年、石川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。データを駆使して日本社会の階級構造を浮き彫りにする。また、趣味と研究を兼ねて「居酒屋考現学」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件