出版社内容情報
人にとって法はどのような働きをするか。先人の思想の系譜を読み解き、法と共により善く生きる道を問う。入門書決定版の増補新版。
【著者紹介】
1956年、広島県生まれ。東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学法科大学院教授。専門は憲法学。著書に『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書)、『憲法とは何か』(岩波新書)、『憲法入門』(羽鳥書店)他。
内容説明
なぜ法に従うのか。法とはどのような働きをするものなのか。先人たちが唱えてきた法思想を読み解きながら、法とともにいかに生きるべきかを問い直す。自分の問題として法をとらえるための、法思想史入門の決定版。普遍的な道徳と個人の生き方が衝突する場合とるべき行動は何か。迷う場面における法解釈についての章を増補。
目次
法はあなたにとってどういう存在か
第1部 国家はどのように考えられてきたか(何のための国家か;平和と自己防衛を目指す国家―トマス・ホッブズ;個人の権利を保障する国家―ジョン・ロック;自由を保全する国家―ジャン・ジャック・ルソー;永遠に完成しない国家―イマヌエル・カント;人々がともに生きるための立憲主義)
第2部 国家と法の結びつきは人々の判断にどう影響するか(法の規範性と強制力―ケルゼンとハート;法と道徳の関係―ハートとドゥオーキン;法が法として機能する条件;法と国家―どちらが先か)
第3部 民主的に立法することがなぜよいのか(なぜ多数決か;民主政の過去から学ぶ)
法に従う義務はあるか
補論 道徳がすべてなのか
著者等紹介
長谷部恭男[ハセベヤスオ]
1956年、広島県生まれ。東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学法科大学院教授。専門は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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syuu0822
ヤギ郎
うえ
tieckP(ティークP)
shusseuo