河出ブックス<br> 法とは何か―法思想史入門 (増補新版)

個数:
電子版価格
¥1,540
  • 電書あり

河出ブックス
法とは何か―法思想史入門 (増補新版)

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 246,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624846
  • NDC分類 321.2
  • Cコード C0332

出版社内容情報

人にとって法はどのような働きをするか。先人の思想の系譜を読み解き、法と共により善く生きる道を問う。入門書決定版の増補新版。

【著者紹介】
1956年、広島県生まれ。東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学法科大学院教授。専門は憲法学。著書に『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書)、『憲法とは何か』(岩波新書)、『憲法入門』(羽鳥書店)他。

内容説明

なぜ法に従うのか。法とはどのような働きをするものなのか。先人たちが唱えてきた法思想を読み解きながら、法とともにいかに生きるべきかを問い直す。自分の問題として法をとらえるための、法思想史入門の決定版。普遍的な道徳と個人の生き方が衝突する場合とるべき行動は何か。迷う場面における法解釈についての章を増補。

目次

法はあなたにとってどういう存在か
第1部 国家はどのように考えられてきたか(何のための国家か;平和と自己防衛を目指す国家―トマス・ホッブズ;個人の権利を保障する国家―ジョン・ロック;自由を保全する国家―ジャン・ジャック・ルソー;永遠に完成しない国家―イマヌエル・カント;人々がともに生きるための立憲主義)
第2部 国家と法の結びつきは人々の判断にどう影響するか(法の規範性と強制力―ケルゼンとハート;法と道徳の関係―ハートとドゥオーキン;法が法として機能する条件;法と国家―どちらが先か)
第3部 民主的に立法することがなぜよいのか(なぜ多数決か;民主政の過去から学ぶ)
法に従う義務はあるか
補論 道徳がすべてなのか

著者等紹介

長谷部恭男[ハセベヤスオ]
1956年、広島県生まれ。東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学法科大学院教授。専門は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syuu0822

9
文字通り、法とはそもそもどういったものか?何故従う必要があるのか?を論じた本。 自分の話でいうと、確かに法に従う理由なんて深く考えたことなかったし、どう生きるべきかについてはむしろ道徳の方が大事だというのは分かる気がします。これもある種の共同幻想なのかなと思いました。 法について、根本的かつ概念的なところから知りたいという方にお勧めの1冊。 2022/10/30

ヤギ郎

9
法哲学の本。倫理の教科書に登場するような哲学者たちの「国家」や「社会」、「法」についての考えを彼らの著作から読み解いている。著者は日本の法律に限らず、広く「法」というものを分析してる。参考文献には、法律を勉強している人であれば名前を聞いたことのある人たちばかりならべている。各章終わりには著者による参考文献の解説もある。ゴリゴリの社会哲学書を読む前に、この本を一読するといいかもしれない。2017/03/21

うえ

7
「問題は、対立する宗教は、人の生きる意味や宇宙の存在する意味をも与えてくれるものだという点にあります。これは各自にとってとても大事なものです。そして、自分にとって大事なものであれば、自分だけでなく、他人にとっても大事であるはず…宗教的な対立が血みどろの争いへと人々を誘うのは、不思議ではありません」「カントの道徳理論の困った点は、定言命法では排除できない無数の行動指針のうち、いずれを選ぶべきかを教えてくれないことにあります…カントは…素質…当人特有の諸要素は、意思決定にあたって考慮すべきではないと言います」2021/09/04

tieckP(ティークP)

6
副題に法思想史入門とあるが、あまり「史」の要素はなく、また「入門」者が読むと著者の巧みな語りにほぼ長谷部流に染まってしまうのではないかと思う。というのも、本書はこれまでに長谷部氏が書いた論文的内容を、特に時代順ではなく優しく紹介したもので、それらは既存の読みにしばしば挑戦的だから、本書の内容自体、かなり挑戦的だからである。そういう意味で、ほんとは一度、法思想というか西洋思想を学んでから読んだほうが良い内容。そのうえで読むならば刺激的な議論で、特に各章末の視野の広い「文献解題」はとても面白く、参考になる。2020/03/19

shusseuo

6
道徳、正義、善。当たり前のようで難しい。「人として当然」という感覚も時代や各共同体によって差異があったり。だから、人間は絶えず思索しなければならないのだろうなあ。「人として当然」の共通理解が崩壊すると人間の世の中はたぶんあっという間に崩壊しちゃう。最近、その辺が少しづつ崩れているような気がしてちょっと怖いなと個人的に思っています。2016/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9774057
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。