出版社内容情報
平成四半世紀、何が変わり、何が変わらないままなのか。気鋭の書き手たちが描く、新たなる現代史。「経済」「外国人」の章を増補。
【著者紹介】
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授。『単一民族神話の起源』『〈民主〉と〈愛国〉』『1968』『日本という国』『社会を変えるには』など著作多数。
内容説明
「平成」の世も四半世紀。「ポスト冷戦」と軌を一にし、バブル崩壊と長きにわたる経済停滞を含みこむこの期間、日本の社会構造と社会意識はいかなる変遷をとげてきたのか―。政治、経済、地方‐中央関係、社会保障、教育、情報化、外国人政策、国際環境とナショナリズム…気鋭の論者たちが集い、白熱の議論を経て描く、新たなる現代史のすがた。さらなる政権交代以後も視野に収めた大増補版。
目次
総説―「先延ばし」と「漏れ落ちた人びと」
政治―再生産される混迷と影響力を増す有権者
経済―「土建国家」型利益分配メカニズムの形成、定着、そして解体
地方と中央―「均衡ある発展」という建前の崩壊
社会保障―ネオリベラル化と普遍主義化のはざまで
教育―子ども・若者と「社会」とのつながりの変容
情報化―日本社会は情報化の夢を見るか
外国人―包摂型社会を経ない排除型社会で起きていること
国際環境とナショナリズム―「フォーマット化」と擬似冷戦体制
著者等紹介
小熊英二[オグマエイジ]
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授(歴史社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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