河出ブックス
カッパ・ブックスの時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624594
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0300

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

55
カッパ・ブックス自体をあまり知らなかったが創業当初はアンチ教育主義から始まったという”カッパは、いかなる権威にもヘコたれない非道の圧迫にも屈しないなんのへのカッパと、自由自在に行動する。”と経営方針が面白い。2016/02/03

どんぐり

50
カッパ・ブックスの時代を築いた神吉晴夫は、戦後最大の出版プロデューサーと称えられた。『英語に強くなる本』(132万部)、『頭の体操第1集』(185万部)、『冠婚葬祭入門』(263万部)、『日本沈没(上)』(202万部などのミリオンセラーを連発し、『点と線』(92万部)、『ゼロの焦点』(84万部)などパンのように売れる本をつくり続けた。出版不況といわれるいまでは、とても信じがたい数字だ。このカッパ・ブックスの快進撃と凋落を30年間光文社にいた新海氏が明らかにするが、その筆致は社史を個人的に著したかのようだ。2014/11/13

山田太郎

37
リストラされた会社の社長に取材に行くところはすごいと思った。光文社って結構好きだったんだけどな、一応無くなってないけど、なくなったような印象うける本だな、これ。2013/08/21

barabara

30
面白かった。カッパブックスは大人への入り口を感じさせるような独特な雰囲気があって買ってもらえると文庫より高級感があって嬉しかった。カバーを外すとあの灰色のような茶色のような?一段ステージ上がったような風格さえあった。赤川次郎読みまくった。懐かしい。カッパブックス全盛だった。読む本全部夢中になって読んだわ…清張の本流がカッパとは。どこでも出ているから全く知らなかった。野武士的な社員の争議…激しい歴史。VERYが創刊された時は衝撃的だったが、はるか昔にベストセラーリストをバンバン出していたなんて。感無量。2015/04/10

阿部義彦

24
元は講談社のトンネル会社として生まれた光文社、そこから戦後最大の出版プロデュサーの神吉晴天が作ったカッパブックスの物語。岩波新書の裏をつきアンチ教養、無名の著者を掘り起こす。当時芥川賞を取ったが鳴かず飛ばずの松本清張を出版しベストセラーを産み出す。『頭の体操』『点と線』『女の子の躾け方』『五味マージャン教室』『日本沈没』等など昭和生まれなら絶対読んだ本です。その歴史と衰弱を在籍した著者が語ります。00年に社長になった並川良が週間宝石を休刊にしてDIASで大赤字を出し責任を取らずカッパの時代は終わった。2022/12/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6910275
  • ご注意事項