内容説明
鳥はなぜうたうのか?鳥がうたうのは、求愛のため、繁殖のためである。しかし、そのことで鳥の歌は次第に複雑になっていった。人間は、なぜ言葉を話しはじめたのか?人間も言葉以前にうたっていたのではないか?長い進化の過程で、人間だけが、ある時「歌」から「言葉」へと、大いなるジャンプをなしとげた。いまだ謎であり続ける、人間が言葉を得て、心を持つに至る悠久の時間に、初めて光をあてる。
目次
第1部 言葉はいかにして誕生したのか?(言葉はいつどのように生まれたのか;言葉の起源は歌である;言葉と音楽 ほか)
第2部 言葉は何を伝えるか?(コミュニケーションの目的は「つながる」こと;言葉を解きほぐす技術;人間がシンボルを理解する瞬間の奇跡! ほか)
第3部 心はどのように生まれるのか?(書き言葉の誕生;それは「数えること」から始まった;ハダカデバネズミも歌をうたう ほか)
著者等紹介
小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山県生まれ。88年『揚羽蝶が壊れる時』で第七回海燕文学賞を受賞しデビュー。『妊娠カレンダー』で芥川賞受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞
岡ノ谷一夫[オカノヤカズオ]
1959年栃木県生まれ。米国メリーランド大学大学院修了、博士号取得。東京大学教授。理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー。科学技術振興機構ERTO情動情報プロジェクト統括を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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