出版社内容情報
怪異をとおして人間の真実を探究した、鬼才・上田秋成による近世短篇小説の傑作を最高峰の監修のもと魅惑のタッチでコミック化。
内容説明
怪異のなかの真実。限りない人間の愛と憎悪―。
著者等紹介
木越治[キゴシオサム]
1948年生まれ。金沢大学卒業。東京大学大学院修了。文学博士。金沢大学名誉教授、元上智大学教授
岸田恋[キシダレン]
1962年生まれ。雑誌や単行本に幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
41
中学生の頃『雨月物語』を読んで凄く魅かれたので再び読んでみようと思ったのですが、体調不良の身ではちょっと古典は辛いと思い、軽くコミックで読みました。人間の心理って昔からちっとも変ってないなあと思います。一番好きなお話は「浅茅が宿」夫を待ち続けてた妻の気持ちが切ないです。「いにしへの真間の手児奈をかくばかり恋ひてしあらん真間のてこなを」この歌が中学生の私にも凄く印象的でした。【2019年花鳥風月読書会】及び【オール・ハロウズ・イヴHorror読書会】参加2019/10/07