アヴィニョン五重奏〈5〉クインクス―あるいは暴かれる秘密

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309623153
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

戦争の混乱を生き延びた登場人物たちのその後は? テンプル騎士団の財宝の行方は? 過去4巻からのエコーが鳴り響く圧巻の最終章。

このたび、縫わずにできるロゼットの作り方を??新たに考案しました?、コクボマイカです。
?
初めてロゼットを作る方や、ものづくりが好きだけど不器用だという方、縫い物が苦手な方でもチャレンジしていただだけるよう、内容を練って、たくさんの工夫を入れました。
型紙に合わせて作っていけば、どなたでもきれいに仕上?げることができます。?
?
?本書には、?私が今まで都内で開催してきたロゼットのワークショップの内容に加え、2種類のカットプリーツや、三角や四角などの新たな形も加えています。みなさんに人気の、ピアス、イヤリング、ヘアゴム、ネックレス、バレッタなどのアクセサリーへのアレンジや、縫わないからこそできる、繊細なレース素材やビニール素材などを使用したものも、本書では新たに?ご紹介しています。きれいなプリーツができれば、いろいろなものに応用できます。

ひとりでも多くの方に、ロゼットづくりを楽しんでいただけたら嬉しいです。
ご自身の「好き!」を取り入れて、あなたらしい作品を作ってください。

【著者紹介】
1912~1990。イギリス系植民者の息子としてインドに生まれ、イギリスで育つ。小説『黒い本』『アレクサンドリア四重奏』『アヴィニョン五重奏』、紀行『苦いレモン』、詩集『私だけの国』他。

内容説明

名著『アレクサンドリア四重奏』につづく壮大な物語の迷宮、ついに最終章へ!戦争の歳月を生き延び、とてつもない疲労感を携えて宿命の地アヴィニョンを再訪する人びとを待つものは。そして、ポン・デュ・ガールの地下迷宮の奥深く、岩にはめこまれたオークの扉の先にある5つの洞穴に眠る財宝の行方は―多くの謎が真実の姿を現す圧巻の完結編。

著者等紹介

ダレル,ロレンス[ダレル,ロレンス] [Durrell,Lawrence]
1912‐1990。1912年、イギリス系植民者の息子としてインドに生まれる。11歳のとき、父の意向でイギリス本国に渡り、カンタベリーの寄宿学校に入学するが、学校の教育が性に合わず退学。個人教授を受けながらケンブリッジ大学の入学試験を試みて失敗する。その後、不動産屋で働いたりナイトクラブでピアノを弾いたりするが定職にはつかない。1935年23歳で、家族とともにギリシア領コルフ島に移住。数年間この島で暮らしてから外交官生活に入り、アテネ、カイロ、アレクサンドリア、ロードス島、コルドバ(アルゼンチン)、ベオグラードなどに滞在する

藤井光[フジイヒカル]
1980年、大阪府高槻市に生まれる。北海道大学文学部卒業。現在同志社大学文学部英文学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

37
繰り返される主題の秘密は、どれが真でどれが虚だったのか。この幻惑されるような変奏とサトクリフとの対話で、創造者と被造物の「二重焦点」のなかで探し求めていたものは「目が合ったときから」惹かれ合っていたのに拗れてしまったブランフォードとコンスタンスの愛だったのではないでしょうか。しかし、それを見いだしたブランフォードがその物語を書くため彼女から離れることは予告されていて。でも、だから最後の洞窟の闇は、物語の最初の夜の列車の闇につながっているに違いないと思うのです。「コンスタンス、君を愛している。僕は死にたい」2017/05/12

rinakko

7
とうとうたどり着いてしまった最終巻。あえて一冊ごとに読んできたので、来し方を振り返っても隔世の感をより味わえる。ゆったり時間をかけて物語の変容を堪能出来てよかった…と思いつつ、次の楽しみは纏めての再読。彼らと別れる気がしない。2014/11/17

mejiro

4
最終巻。作者と分身の抽象的な対話、創造する者と創造された者の関係に重点が置かれている。各巻ごとに設定が変化する、パラレルワールドのような物語のため、伏線や謎が残るのが気になった。難しい、あの謎はどうなったの、と消化不良で欲求不満な面もある。なんとか読み終わった感じだけど、貴重な読書体験だった。2015/01/25

rinakko

2
再読。2021/11/18

Keusuke Sakai

0
ついに最終巻。戦前、戦中、戦後と続き、アヴィニョンから始まりアヴィニョンで終わりを迎えました。技巧的にもかなりハードル高めのため、読むのに難儀した部分、読解に自信のない部分も多々ありますが、それでもこれまでの登場人物たち、それぞれの物語がここに収斂し、あの世界遺産でもある水道橋でのラストに感慨ひとしおです。2014/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5569963
  • ご注意事項