内容説明
すべての聖書の出発点。キリスト教の展開を決定づけた最初の聖書―歴史的な本邦初訳。旧約世界が鮮やかに塗りかえられる一冊。
目次
神、天地をつくる
神、人間をつくる
神、仕事を終えて休む
神、人をつくりエデンの園に置く
主・神、アダムのために助け手をつくる
蛇の狡猾な誘いと神の叱責
アダムとエバがもうけたカインとアベル
カインの末裔
セトの系譜
洪水前のアダムの系譜〔ほか〕
著者等紹介
秦剛平[ハタゴウヘイ]
1942年生まれ。現在、多摩美術大学教授、オックスフォード大学客員研究員
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感想・レビュー
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cockroach's garten
16
ヘブライ語から訳された最初の本であり聖書の原点とも言える本書。今ではギリシャやロシア方面の正教会が主に聖典として使っている。私達非キリスト教国から見ると一種の長編ファンタジー小説を読んでいるような気分だがこの中にはしっかりとキリスト教的イデーが含まれており西洋社会や西洋人を理解するには必読書だというのはたとえ技術が進歩していようが根底にあるので変わらないと思う。勿論無神論者は別だが。意外とアダムの原罪というのがそれほどシリアスじゃないことも面白い発見だった。また機会があれば読みたい2018/07/07
紫陽花
2
大学時代からずーっと読みたいと思いつつ読めてなかった聖書。ついに読み始めてしまいました。ふんわ〜りとしかしらなかったあれこれ(ノアの箱舟とかソドムとゴモラとか)が詳細まで知れてよかったです。ギリシア訳ということで、ヘブライ語との差とかも注釈でついてたのが面白かったです。2023/11/11
はや
2
ギリシア語訳を日本語に訳したもの。キリスト・イエスの使徒はこの訳を読んでいたと見られている。 注釈が多く、ヘブライ語からの訳との差異がはっきりと分かるのがありがたい。2014/09/21
kie
1
神様についての考え方が変わった。食べるな!といわれたりんごを食べてしまったアダムとイブに対して言った言葉が衝撃的だった。聖書っていうのはもっと難しいものだと思ってたけど物語形式で読みやすかった。2013/06/27
Ryota Sakai
0
光あれ からヨセフの死まで注釈が多く興味深い2014/05/19