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須賀敦子全集〈別巻〉対談・鼎談

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  • サイズ A5判/ページ数 408p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309621197
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

内容説明

本巻には、一九九二年から一九九八年にかけて発表された対談・鼎談、および、一九九二年から一九九六年にかけてラジオ・テレビにて放送・放映された対談・鼎談を収録した。

目次

西欧的なるものをめぐって―辻邦生
豊富な知識が本の楽しさを倍加する―向井敏
ゆらめく伝統の陰翳―アラン・コルノー
女の遊び―大竹昭子
歴史的都心を豊かに育むイタリア―陣内秀信
わが内なるヨーロッパ―池沢夏樹
ドラマで聞くイギリス現代小説―小野寺健
イタリアの都市と文化―末吉雄二・遠山公一
フランス、イタリア小さな美術館巡り―饗庭孝男・南美希子
夏だからこそ過激に古典を―森まゆみ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

38
須賀敦子全集は河出文庫で読んだのですが、この別巻だけは文庫になっていないので図書館から借りてきて読みました。本ばかりではなくイタリアや日本などについての対談あるいは鼎談集です。様々な分野の人との落ち着いた対談集で読んでいて時がゆったり流れているような感じを与えてくれます。人柄がよくわかる対談になっています。文庫でも出してくれないですかね。2014/12/14

tom

17
須賀敦子をほめる文学者が多い。そのことが気になって、順番に読んでいったのだけど、彼女がどういう人なのか、しだいに分からなくなってしまった。対談なら見えてくるかもと思って、この本を読むことにした。対談相手が女性のときはずいぶん言葉が弾む。過去の経験を語るときも言葉が多い。でも、男相手だと言葉は減り、書評対談となると、ほとんど何も語らないことも。そして、思ったのは、彼女は自分を語りたい人なのかもしれないということ。そこのところに男文学者は惹かれたのかも。いずれにしても、これで須賀敦子読みは終了。2022/05/10

shoko

10
90年代の対談・鼎談の記録。話し言葉なので、緻密に書き込まれた文章と違い、情報密度が低くてふんわりとしか話を追えない。その代わり生きた須賀さんの雰囲気に触れられるのと、たまに突き刺さる一言に出会えるのが楽しい。会話からもらう刺激って、確かにこんな感じだったかも。授かった言葉をヒントに、後は自分で答えを探る宿題をもらう感じ。/一つすごく嬉しかったのは、二つの国と関わっていると自分の国・言葉に対して自信がなくなりがちだが、それがむしろ大切と須賀さんが肯定していること。確かに傲慢になるよりは健全なことなのかも。2021/07/31

micamidica

6
とうとう、読みたかった本をヤフオクで落札、少しずつ読み進めました。パリでの学生時代、パッサージュの存在に気づかなかったというエピソードは、若かりしころの須賀さんをよく表しているなぁと興味深く思いながら。いろんな時代の須賀さんの姿に思いを馳せました。 出品者の方、少し前になりますが、どうもありがとうございました。2018/10/04

OHNO Hiroshi

1
須賀敦子全集〈別巻〉対談・鼎談 単行本 2001/4 須賀 敦子 (著) 単行本: 408ページ 出版社: 河出書房新社 (2001/04) ISBN-10: 4309621198 ISBN-13: 978-4309621197 発売日: 2001/04 クロスワードパズルが好きで、寝る前にやっていた須賀敦子。 その理由について、「私は人がすごく好きで、昼間はいろんな人とおしゃべりをするんだけれども、しゃべっていると自分がなんか、ばらばらになってしまったような感じがして、クロスワードパズルをしながら2015/03/22

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