内容説明
「草の根通信」という、とるにもたりぬミニコミが十五周年を迎えて、なぜか読者はふえる一方である。その巻末に書き続けてきた松下センセの哀切にして滑稽なる生活記も、これでもう三冊目になる。読者の笑いをいかに誘おうとも、これが松下センセの懸命なる生活奮闘記であること、まぎれもない。ああ、いつの日、松下センセの暮らしは安定するのであろうか…。
目次
しおり文学
右眼にホロリ
姉の小言
ひっそりと生きたいのに
わが里はいま大フィーバー
ホテルで缶詰になって
びっくりぼしのおとうさん
変態だろうか
同情を引く
恐怖の“八月六日”〔ほか〕