出版社内容情報
現代イタリア文学の金字塔とされる大作を初紹介。天涯孤独の少女が、祖母、母、自分の三代にわたる女性たちの激動の生涯を物語る。
エルサ・モランテ[モランテ,E]
著・文・その他
北代 美和子[キタダイ ミワコ]
翻訳
内容説明
イタリアが生んだ世界文学の金字塔!両親を亡くし養母も失った天涯孤独の少女が語る、一族三代にわたる激しい愛の物語。近年再評価著しい作家の最高傑作。ヴィアレッジョ賞受賞。
著者等紹介
モランテ,エルサ[モランテ,エルサ] [Morante,Elsa]
1912‐1985。ローマ生まれ。幼いうちから童話や詩の創作を始め、10代から雑誌などに作品を発表するようになる。1941年、短編集『秘密の遊び』で作家デビュー。ローマがドイツ軍に占領された43年には夫アルベルト・モラヴィアと地方の山村に避難、44年に解放後のローマにもどり、ふたたび執筆を開始する。48年、『嘘と魔法』でヴィアレッジョ賞、57年『アルトゥーロの島』でストレーガ賞を受賞し、作家としての地位を確立。戦後イタリア最大の作家の一人とされている
北代美和子[キタダイミワコ]
1953年、東京生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒業。同大学院外国語学研究科言語学専攻修士課程修了。東京外国語大学講師(非常勤)。日本通訳翻訳学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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