出版社内容情報
「ことばの実験」(表現の言い換えや置き換え)で日本語のニュアンスや語感の多様さ・奥深さを体感。これからの人のための国語教室。
内容説明
学校では教えてくれない!いつのまにか「考える力」が身につく国語レッスン、始めます。
目次
第1章 読みながら考えてみよう(「ことばの実験」をしてみよう1 語と語との違いに気をつけよう;「ことばの実験」をしてみよう2 どこを見ているかに気をつけよう ほか)
第2章 書きながら考えよう(登場人物は何人?;語の「視点」 ほか)
第3章 考えながら書こう(情報を疑え!;論理的って何? ほか)
第4章 自分で考え、自分で書こう(文は二種類しかない!;共感って何? ほか)
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年、神奈川県生まれ。清泉女子大学教授。日本語学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポコロコ
10
2019年刊行で結構新しい。「14歳の〜」シリーズで中学生向けらしいけど良かった。 事実文/論理文の認識、雰囲気だけ表現への警告 は、書き手でも読み手でも「皆リテラシー持とうね(しっかりしような!)」って圧がある。基本的なハウツーぽいこともありつつ思想も感じられて面白かったです。 単語や言葉の抽象度は僕も大事だと思っていて、その章もある。あるのは良いんですが、文体はやさしいけど内容は割と高度だと感じました。最近の中学生すげーな。いや、「これくらい分かるでしょ」っていう先生の信頼か?2020/02/16
joyjoy
3
分かる人にだけ分かればいいと、敢えて分かりにくい文章を書いていこなかったか。反省。文とは「器」。料理は「あなたが人に伝えたい内容」。保存容器にただ入れておくだけのときもあれば、きちんと器に盛りつける必要のあるときも。できれば普段使いの御飯茶碗にも美味しそうにご飯を装えるようになりたいものだ。2019/11/24
Shosei
3
「よよよよと月の光は机下に来ぬ」(川端茅舎)。中学生向けの文章教室の本でこんな例文(例句)を冒頭に挙げているのを見て興味を引かれました。【備忘】文章の内容=情報を要約していってタイトルを作る。与えられた課題=タイトルから文章を作る。前者は情報の圧縮、後者は情報の解凍といえるかもしれません(P33)。「圧縮」「解凍」という考え方が新鮮です。タイトルは作品の顔、と言われますが、タイトルをつける時は、要約を重ね主題を丸裸にしたうえで、作品のイメージが湧き且つ読者の目を惹くタイトルを考えないといけませんね。2019/10/21
KN/時間が取れないのでただ今記録のみ
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22/0472022/11/16