14歳の世渡り術<br> 夏目漱石、読んじゃえば?

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14歳の世渡り術
夏目漱石、読んじゃえば?

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309616926
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

出版社内容情報

漱石って文豪と言われているけど面白いの? どう読めばいいの?奥泉光が全く新しい読み方を伝授。香日ゆらによる漱石案内漫画付き。

【著者紹介】
1956年山形県生まれ。1986年に『地の鳥 天の魚群』でデビュー。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞を受賞。

内容説明

『坊っちゃん』は中二病の物語?『こころ』って傑作じゃない…『それから』に潜むミステリー!奥泉流・小説読解の10のメソッド。漱石を面白くするのは君だ!!

目次

第1章 『吾輩は猫である』―小説は全部読まなくてもいいのである
第2章 『草枕』―小説はアートだと思うといいよ
第3章 『夢十夜』―「夢十一夜」を書いてみよう
第4章 『坊っちゃん』―先入観を捨てて読んでみたら
第5章 『三四郎』―脇役に注目するといいかも
第6章 “短編集”―作者の実験精神を探ってみよう
第7章 『こころ』―傑作だなんて思わなくていい
第8章 『思い出す事など』―「物語」を脇に置こう
第9章 『それから』―イメージと戯れよう
第10章 『明暗』―小説は未完でもいいのだ

著者等紹介

奥泉光[オクイズミヒカル]
1956年、山形県生まれ。作家。国際基督教大学教養学部人文科学科卒。同大学院博士前期課程修了。1986年、すばる文学賞の最終候補作『地の鳥 天の魚群』を「すばる」に発表しデビュー。著作に『ノヴァーリスの引用』(野間文芸新人賞)、『石の来歴』(表題作で芥川賞)『神器―軍艦「橿原」殺人事件』(野間文芸賞)、『東京自叙伝』(谷崎潤一郎賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♪みどりpiyopiyo♪

101
面白かったー♪ かつて、難しい漢字や知らない言葉にいちいち引っかかって なかなか読み進められなかった 子供の頃の自分に教えてあげたい☆ ■この本は、漱石の代表作を一つづつ取り上げて「こんな読み方も出来るよ」と示しながら、「教科書に出てくる文豪」という一面的な見方をされがちな漱石のイメージをやんわり揺すって「読書」の意味をも問い直します。■苦手意識を持って読まないよりも、気軽に読み始めれば面白さや奥深さはついてくる。読書の森に手を引いて導いてくれる、近所の気の利くお兄さんみたいなご本でした( ' ᵕ ' )2017/03/08

Aya Murakami

97
図書館本 やはり奥泉氏からみても三四郎はコミュ障だった…(それどころか吾輩も坊ちゃんもコミュ障)今流でいうとこういうのをエモいというのかな? 漱石短編集の分類で留学時代、日露戦争怪談、ヨーロッパ下敷きのロマン、訳が分からないものと分けているのが初耳。怪談といえば幽霊ですが漱石ってマクベスの幽霊描写に首を傾げたエピソードがあったような?日露戦争とマクベスをクロスして考察しても面白そう。2021/10/03

s-kozy

71
「文豪の書も臆せず紐解こう」と漱石の書のガイドブックの体をとってはいるが、著者一流の普遍性のある読書術を披露する書ともなっている。「14歳の世渡り術シリーズ」は数年前に読んだ「特別授業3.11君たちはどう生きるか」以来2冊目だが、なかなかいいシリーズですね。2018/06/23

seacalf

69
小五から中三まで連続五年間、ずっと『吾輩は猫である』で読書感想文を書いたという筆者。若干引く笑。今まで夏目漱石を取っつきにくいと感じでいた人や小説の楽しみ方に悩みがある人には目からうろこな読み方を紹介している。難解でめそめそしながら読んだ『草枕』の捉え方はなるほどね~と感心。ただ、自由に読むべしと諭しながら、批評家の意見を準えて語り始めたりするのは如何かと。近所の漱石フリークおじさんのお喋りを聞いてるつもりで、話半分に参考にするのが吉。この14歳の世渡り術シリーズ、かなりバラエティ豊かで他の本も面白そう。2017/07/31

aquamarine

63
夢十夜は大好きで何度も読みましたが、正直漱石作品は途中で挫折してるものも多いです。コミックで読んだだけだったりあらすじ程度しか知らないものをそろそろしっかりと読みたいなと思っていたところへこの本を知りました。14歳の世渡り術ですからもちろん中学生あたりに向けて書かれていますが、奥泉さんの切り口は音楽に例えてみたりと納得させられてしまう楽しいものでした。「全部読まなくてもいい」「物語は無視してもいい」「未完でもかまわない」大人の私も未読のものはもちろん、一度読んだものもあらためて読み直してみたくなりました。2015/07/11

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