出版社内容情報
「人生の問題」と「生活の問題」はちがうのです。『「狂い」のすすめ』の著者による、人生に悩む中高生へおくる人生指南書。
【著者紹介】
1936年、大阪生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒。同大学院印度哲学専攻博士課程中退。今では仏教、インド思想の研究、執筆で活動。主著に『仏教の歴史』『親鸞』『「狂い」のすすめ』『「善人」のやめ方』など。
内容説明
「人間は、なんのために生きているのですか?」など、だれもが悩む人生の問題に、真っ正面から答えます。
目次
第1章 狂ってみよう(クダラヌ人間とホンモノ人間;働くために生きているのではない ほか)
第2章 人間は孤独(おばあちゃんの病気と学校の宿題;狂ってしまった日本人 ほか)
第3章 がんばらない・がんばらない(何のために働くのか?;サルとライオンの違い ほか)
第4章 そのまんま・そのまんま(「みんなちがって、みんないい」;世間のものさしと魔法のものさし ほか)
第5章 人生という旅(人生の旅には目的地はない;反省するな! ほか)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院博士課程中退。膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを交えてやさしく説く語り口でひろく好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みき
37
「人を裁くな」って言葉が一番胸に刺さった。あと、人の喜びを素直に一緒に喜ぶこと、人の悲しみや苦しみを理解しようとすること。こういうことが鈍くなっているときの自分は確かに好きではないし、大切なことだよなあと思った。2018/01/19
ぱんにゃー
31
「おじいさん。子供に余計なこと言わないでください!」と親から言われそうな本です。 でもね、昔は「勉強なんて出来んでええ」「(黙ってそばにいる)」「(100%受け入れてくれて)いいよ♪」そんなおじいちゃんおばあちゃんいましたよね。 (゚o゚,夏休みを田舎で過ごすのが楽しかったなぁ(コ)2014/07/18
なつ
23
実は他の本と間違って予約してしまったのだけど、これも一期一会の出逢いと思い読了。とんでもない物言いをされている箇所もあり読む人を選びそうだなというのが正直なところ(笑)でも、初めて知ったことがたくさんあったし、勉強になりました!以下、それらを抜粋、私なりに要約したもの(コメント欄にも続く)。『思考や発想は加害者の立場ではなく被害者の立場で』『ライバル(rival)は元々は仲間という意味。語源はラテン語のリヴァーリス=同じ川の水を使う者。競争原理を採用してしまったがために仲間→ライバルに変わってしまった』2022/08/03
ありんこ
8
読んでいたらがんばったらいいのか、がんばらないほうがいいのか分からなくなってきました。でも寄り添って聞いてあげること、人を裁くことをしないという教えはとてもいいですね。そんな人間になりたいです。2015/04/28
ECO
4
【心に残ったキーワード】人を裁くな。欠点ではなく個性。人間は本質的に孤独だ。みんなちがってみんないい。今日なすべきことを熱心になせ。のんびり、ゆったり、楽しく。他2015/03/15