14歳の世渡り術
なぜ人は宗教にハマるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309616599
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0314

出版社内容情報

学校、習い事、家庭内……意外と身近なところにある宗教について知っていますか? 『1Q84』などをもとに、気鋭の学者が「宗教を信じる気持ち」を解説! 客観的に宗教を考える力をつけるために。

内容説明

友だちや親がハマったとき、自分が勧誘されたとき、どうすればいいのか?『1Q84』からミッション・スクール、統一教会まで。元信者へのインタビューも収録。

目次

第1章 君はもう信者だ!
第2章 親に押しつけられる宗教もある
第3章 学校が宗教!
第4章 友だちの宗教
第5章 宗教って何だろう
第6章 どうして宗教にハマるのか
第7章 危険な宗教もある
第8章 信者は操り人形にすぎないのか
第9章 宗教にかかわった経験を生かす

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都生まれ。宗教学者。文筆家。東京大学人文科学研究科博士課程修了。日本女子大学教授などを経て、現在、東京大学先端科学研究センター客員研究員。新宗教教団の研究をはじめ、幅広い視野から現代社会のありようを問う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

55
《図書館》すっごくわかりやすく書かれていたのであっとゆう間に読了。新新宗教って言葉も初めて知ったし、勉強になった。2015/06/24

しげ

10
「宗教」を美化して持ち上げるわけでもなく、かといってコテンパンに叩くわけでもない、著者の冷静なスタンスがよかったです。「自分のなかに求めるものがなければ、そう簡単に特定の宗教にハマったりしない」という言葉が印象に残りました。村上春樹さんの「1Q84」を読みたくなりました。2012/10/26

アコ

9
敬虔な、とは程遠いことを存分に自覚しながらも物心がつく前からゆるーいカトリック信徒として生きているからなのか否か、昔から日本人の宗教観には関心があった。よく言われる「クリスマスを祝うし初詣に行くけれど葬式仏教」というあたりも含め。でも難しい話はやめてね?というなかで、14歳向けのこの本は読みやすい。『既成宗教』(神道仏教キリスト教など)のあとに生まれた『新宗教』、さらにあとに生まれた『新新宗教』が出来た過程の説明がわかりやすい。大切なのは価値判断をやめて客観的な立場から各宗教を比較すべしと諭す点もよい。2013/08/05

acidrain

7
非常に勉強になった。自分や家族を守るために知識をつけるために利用できる内容。学校では学べないので、こういう入門書はカルトで溢れているこの国には貴重。なぜ、人が宗教に入信するのか時代背景なども交えて説明されているので疑問に思っていたことがわかった。ただ、個人的にはなぜ真光がないのか不思議だった。信者が勧誘をやる理由が、人に教えるためには自分が納得していなければならない→情報を教え勧誘することにより信仰心を強くするというシステムは参考になった。だが、親しい人が信者でも理解するために教団に行っては危険だと思う。2012/10/07

Hiroki Nishizumi

6
入門書ゆえかサラリと読めた。教義の解説よりカルトへの注意にページがさかれているのは著者の実体験からだろうと思う。重要なのは人間関係、カルトから飛び出すか否かの判断で、そのタイミングに異性の存在が大きく影響するというのは、なんとなくだが納得できた。2013/07/17

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