14歳の世渡り術
受験国語が君を救う!

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309616544
  • NDC分類 810.7
  • Cコード C0381

内容説明

塾ってここまで教えてくれる?「人生の役に立つ」国語で点を取る方法。中学生以上、大人まで。

目次

第1章 世の中は受験国語のようにできている(受験における「公平」とはどういうことか;受験国語は「好み」で出題されている ほか)
第2章 受験国語が得意になるたった一つの方法(言葉は使って覚える;「パラダイム」を知ることはなぜ大切なのか ほか)
第3章 評論で言葉について考える(評論とはどんな文章か;「言語論的転回」というパラダイム ほか)
第4章 小説で社会のルールを知る(受験の小説では何が問われるのか;「気持ち」は文脈の中にある ほか)
第5章 二人の受験エリート(要約文型と消去法型;要約文を作る ほか)

著者等紹介

石原千秋[イシハラチアキ]
1955年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は日本近代文学。夏目漱石から村上春樹まで、小説を斬新な視点から読んでいく仕事に定評がある。また、最近まで国語教科書の編集委員を長年務め、「受験国語」の解き方に関する本も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和草(にこぐさ)

10
「本を読むと読解力がつく」のは受験国語には通用しないのですね。皆と同じ意見なのかが問われる。自分の見解ではなく、どれだけ周りと同調できるか。異端児には受験国語は難しい。2014/02/01

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

9
図書館本。タイトルから想像した、「受験国語は、人生の礎となる」的なのとは、やや違っていた。評論は、近代について批判的なパラダイムにある文例が出題され、「大人の考える」よい子を期待されて問題が考えられているという。 他にも1~2冊程度読んでみたい。果たして私は救われたのだろうか??2017/02/15

Maiラピ

6
『受験国語は紙の上の学校だ。だから「良い子」になれば点が取れる。「良い子」になったふりをする方法、教えよう』著者からのメッセージ。良い子になるにはまず今の世の中のパラダイムを知り、「常識」と思われてるものを知り、それをアンカーリングとして自分を知る。その上で「良い子」であり「悪い子」の概念を知る。この世をサバイバルするには「良い子」のふりをしている(常識・正しいことを知る)ほうが生きやすいよ。。。という世渡り術を中学生の国語受験問題解答法通して語る。俯瞰して自分を見る第三者に自身がなれるのが大人。2010/03/31

3
理系()の高校生が中学生向けの国語の本を読むという……この14歳の世渡り術シリーズ結構面白いから好きなんだよな。実際に14歳のときにも読んでたし。2020/11/23

星雅人

3
★★★★☆ 石原さんが他の本で書いている主張(国語は道徳)を、もっとわかりやすく書いている。「パラダイム」や「言語論的展開」がすごくわかりやすく説明されていた。良書。やっぱり石原さんの語り口が好きです。ちょっと攻撃的で皮肉な感じがね。本当に「世渡り術」って感じ。「14歳の世渡り術」シリーズは、「よりみちパンセ」シリーズが売れてるから似たコンセプトで作られたのかな?と邪推。2010/04/14

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